デスゲームと百合は私の大好物なので、とりあえず1巻を読んでみましたが……はっきり言って、同人レベルのクオリティかなあと。ストーリーや漫画の構成などを全部抜きにして、リョナと百合だけを楽しむ、ということならなんの問題も無いとは思いますが、漫画として楽しむには色々と無理がありました。
とは言え、悪かった点だけを書くのは心苦しいので、ひとまず良い点を。
女の子が可愛いです。可愛いJKがたくさん居て、この子達のスピンオフ漫画があるなら読みたいな~と思いました。
以上。
申し訳ないですが、1巻の時点で「良い」と思える部分はこの1つしかありませんでした。3巻まで読めばもっと面白い点に気付くのかもしれませんが、これ以上読むのはキツいので……次に、私が星1つをつけた理由を、3つに分けて説明していきます。
1つ目。テンポが悪い。読みながら目が滑ってしまうくらいには、会話もコマ割りもテンポが独特すぎて、あまり惹き込まれませんでした。特に、99人目の子が首を絞められた後のテンポが滅茶苦茶で、「あ、なんか急に……あっなんな顔赤らめてる!あっ……ん?」となりました。やりたいことも意図も分かるのですが、如何せんテンポが雑すぎてギャグっぽかったです。大事な場面でも、女の子の顔を描きたいんだろうな~と思わせるような変なコマ割りが多くて、主旨もぐちゃぐちゃでした。
2つ目。世界観とセリフがいまいち噛み合っていない。「えっ人が死んでそんなリアクション?」「今このセリフ居るか?」などと思うことが多々ありました。「これ○Vの撮影じゃね?」という状況に対する「ムダ毛剃ってないんだけど」というセリフや、目の前で人が死んだ後の「魔法使いみたいな服装!憧れてたんだよなあ」というセリフなど。今まさに残機が消えたという状況にも関わらず、元ネタとなったゲームをプレイしたことがあるという子が興奮気味に解説していたり、さっきまで自分の番が来ることを恐れていた子が、いざ自分の番になるとやけに冷静になっていたり。諸々のツッコミどころが多すぎました。
3つ目。シンプルにノリが古い。一昔前のデスゲーム漫画によくあった「謎のブルマ」「女の子のおもらし」「泣きわめきながら赤面」「とにかく赤面」という、デスゲーム兼性癖漫画という感じがものすごくて、世界観の良さを活かしきれてない気がします。絵が可愛いのが救いかなと。
要するに、お勧めはできないです。