何ジャンルだろう?バイオレンスアクション?ギャングもの?ピカレスク?カテゴリーに困るけど、当時の時代を反映した良作。岩清水先生の作画も一番油がのってて美しいし、好きな時代。チーマーとか渋谷系とか今の若い人にはピンと来ないだろうけど、そういう時代やちょっと危ない文化があったんです。今も場所やスタイルを変えながら、そういう悪の文化はあると思うけど、今よりネットが普及してなかった分おおっぴらだったように思います。BLとしては、すごく乱暴なのでハッピーやらラブリーやら恋愛ものを求めてくると、びっくりするかも。BLよりも、人間の漫画として楽しめる人にオススメしたい作品です。
【以下蛇足】
それにしても、暴君彼氏ってタイトルつけたの誰だよ。くそダサくて、タイトルで読む気なくすんですけど。元のタイトル『6underground』のがかっこいいし、内容的にも相応しいから戻してくれ。暴君彼氏なんてタイトルつけると内容がめちゃくちゃ陳腐に見えてしまうわ。このタイトルは世紀の大失策だよ。元タイトルと違ってたから続編と気付かずにタイトルのダサさで読むの止めた作品ファンたくさんいると思う。私も気づかなかったし、タイトルでスルーしかけたもんよ。