『三学期は他人の右手 前後編』と『さよなら他人の右手 前後編』が高校生の新奈と輝一cp、後半の『夜明けの序章』が輝一のお兄さんとインド系ハーフのアルーンcp。描き下ろしの『夜明けの終章』で両cpが集合します。これ、アルーン人気が高いから後半の話が表題作になったらしいんだけど、編集さんの選択ミスだと思う。絶対に前半のcpの方が一般受けするし表紙もそっちの絵の方が売れたと思う。実際に私もハーレクインっぽい表紙が嫌でしばらく避けてたし、安売りしてなかったら買ってなかったと思う。内容の方は、クラスメイトの新奈と輝一がひょんなことから同居するようになって抜き合いっこするようになったんだけど、実は両片想いだったと言うお話。壁の落書きが上手く使われています。電車のシーンが少女漫画っぽくて胸キュン!その後の2人までちゃんと描かれていて大満足です。後半のお兄ちゃんcpは弟が彼氏を作って離れてしまった事に寂しさを感じた兄が、アルーンに迫られて絆されてって話。私的には今一つだった。やっぱり弟cpが表題の方が絶対に良かった!勿体ない!