作者さん買いです。大半の鈴丸先生の作品は持ってるんですが、こちらの作品は全体のレビューは良いものの、鈴丸先生の別の作品に比べるとちょっとレビューが割れていたみたいなので少し購入を躊躇していました。が、やっぱり気になってポチり!表題作のみ全5話+描き下ろしで合計181ページ。島に赴任してきた警察官の豪太郎と、呉服屋の息子・秋人のお話です。両親が他界し大学を休学して島の別荘に引っ越してきた秋人は、寂しさを紛らわせるために毎夜男に抱かれる生活をしており、見かねた豪太郎がそれを止めさせようと奮闘するうちに、秋人は豪太郎の優しさに惹かれていって…という展開。先に辛口レビューで書かれていたことを読んでいたから、気を付けるべき箇所が分かっていたというか、その辺りをあまり期待せずに読めたので、ほとんどがっかり感なく読めたんだと思います。例えば、ゲイでもないのに寂しいからという理由で男に抱かれるという設定ですが、確かに前評判を見ずに読んでいたら正直かなり違和感だったと思いますが、ある程度の心積もりができていたので、そこまで???とはならなかったです。豪太郎は格好良くて優しくて魅力たっぷりでしたが、やっぱり秋人の魅力が少し足りなかったかな。秋人は確かに美人ですが、個人的にメガネ無しの方が綺麗度が増したかも。全然悪くはなかったんですが、ゴールデンスパークルやキューピッドに比べると「文句なしに★5つ!」とまではいかなかったです。とは言え、やっぱり絵は綺麗でとても好み。豪太郎と秋人の体格差も良かったし、豪太郎のゴツい二の腕が美味しすぎました。