ヒートがこないΩの灯里。
スーパーαだけどΩに対しての態度や考え方は最悪な伸司。
必ずαを産むことができる神名木家に生まれたにもかかわらず発情期がこない灯里、結婚も恋愛も諦めていたのに伸司に番になるよう強要され、発情期もこない体なのに薬で発情させられ抱かれてしまう。
伸司はΩが嫌いで、灯里との番は形だけの偽装だった。
虐げられても健気でキレイな心をもつ灯里に惹かれていっている様子の伸司だが、なかなか凝り固まった心は開かない。
その辺りまでは辛さの中に惹かれあってる2人をみて、早く伸司よ甘々になれよ!と楽しく読めたのですが。
心通じ合ってからの2人のエチのときのセリフが…途端に安っぽいエロ漫画に大変身。
甘々の伸司は良かったけれど、あのエロの描き方は星2くらいでした。
2巻も購入してしまった。
娘のため灯里のためにΩの救済や保護の目的のための財団を作り問題を解決する伸司。
αは跡取りだと実家によこせと言われても断固拒否する頼もしい息子にお父さん。
話の内容自体は筋があって物語があってとても良いのに、エチシーンが下品で思わず飛ばし読みしてしまうので評価は下げ気味になってしまう。
でもこの作者さん子供を描くのはとてもうまい。
特に妹は純粋無垢を全面に出したキャラであまり好きじゃないのに、とても嫌味なく読めた。
兄弟共に表情や仕草などとてもお上手。
それに比べて伸司のスパダリな表情や動き、灯里の色っぽいはずの表情とか2人のエチシーンはいまいちなんですよね。でも1巻のときほどひどいプリケツじゃなかったのは良かった。