有り金全部を取られた喪失感から、思い立って無計画に山に登ったキラに、たまたま遭遇した藤さん。
キラとの出会いは、藤さんにとっては決していい出会いではなかったけど、キラのほうは虚無感が消え去り藤さんの後を追うほどの懐きかたに、うーん。。。後先考えず勢いで行動するので、近寄ってくるゲス男も客観的に観察できないんだなと思う。
藤さんは決してゲス男ではなく、まじめな堅物のお巡りさん。
はとこセンセは初めてだけど、几帳面なまじめさが絵になっているような作画なのに、ムカツク顔や、アホ面など緩いタッチの顔も抜群にうまい。 とくにすごーい!と思ったのが性器の部分。もちろんちゃんと隠してありますが、ぼかし方がうまい。輪郭もていねいに描かれて、挿入部分もぼかされてても、見える。
あとがきで、この作品を描くのにあたりプチ登山や講習会に参加したとあり、ネットでググるだけではなく、こういう取材をされたから臨場感ある山の恐怖が描かれたのだろうなと思う。
旅館のマスター入谷さんもいずれスピンオフで描くとあとがきにありますので待っています。