獣人ライカンが統治する国が舞台。
子どもの頃からまだ見ぬライカンと都に憧れてきたソラは、貧しい集落で針子と男娼の二足のわらじで生計を立ている苦労人。
ある日ライカンのナヴラス伯爵に客と男娼として出会う始まり。奴隷としてではなく使用人としてソラを都に連れ出してくれるナヴラス。
無骨なナヴラスが紳士的なスパダリで、獣人型と獣型の2パターン変化が素敵。ソラの人柄がとても良くて、劣悪環境でもピュアさを失わず逞しく生きるソラに一目惚れしたナヴラスの気持ちがよくわかる。
主従関係の中で甘々は抑え気味なのに、二人の求め合う気持ちが伝わるとても素敵なお話でした。
嫉妬深いナヴラスに溺愛されてソラが幸せいっぱいなのがとても嬉しい。子沢山家族になれる様な続編を是非読んでみたいです(^人^)