セールにて作者様買い。
にやま先生の描くキャラクターはどれも見た目も中身もそれぞれの個性がしっかりあって好きです。
表題作と短編。
どちらも温かくて優しくて、心にスーっと入ってくる素敵なお話でした。
表題作は本社から地方の総務に移動してきた椎名と、その会社の開発部で働く丹羽のお話。
パニック障害を持つ椎名、職場でゲイをばらされ一部の人から冷遇される丹羽。
それぞれの理由で早朝出勤していた2人が少しずつ距離を縮めていく過程がとても自然で心地良い。
椎名を思いやり優しく寄り添う、それを自然にできる丹羽が男らしくてかっこいいし、心ないことを言われても受け止め流せる懐の広さは男前すぎ!
椎名がそんな丹羽の人柄に性別関係なく惹かれていくのも納得です。
やっぱり人に優しくできる人って純粋に素敵だなぁと思わさせられました。
短編は男子高生のお話でこちらも可愛くて好きでした。
お母さんのキャラ可愛かった!