表題作全3話と短編全2話、そして表題作の描き下ろしで表紙込み全187ページ。表題作は短編と言うべきか、中編と言うべきか…?いずれにしても、両方のお話ともページ数の割に読み応えはあったと思います。表題作の方は年下ワンコ系体育教師の司羽×スクールカウンセラーの桧垣のお話。一見、司羽→桧垣への一方通行的な好意かと思いきや、桧垣→司羽への矢印もちゃんと大きかった!分かりにくいけどしっかり好き合っている関係が良かったです。桧垣先生は小悪魔っぽくてミステリアスな感じで、エッチの時も常に主導権があって誘い受けとか襲い受けという感じでした。体格差とか年下攻め・ワンコ攻めは大好きなんですが、個人的にエッチの時は攻めにもうちょっとグイグイ行って欲しかったので、その辺りで少し萌え足りませんでした。
もう一つは幼馴染の同級生もの。こちらも攻めはどちらかと言えばヘタレ・ワンコ系です。受けの洵は基本ツンデレですが、攻めの優星がその気になるまでもう1年も待っているという超健気。同居までしてるのに、もうちょっと早く優星がオトコを見せてくれたら良かったんですが、まぁ用心深い?のも優星の長所の一つということで。
両方のお話とも絵が綺麗で読みやすかったし、修正も甘くて満足でした。