転居の為に多くの蔵書を手放して、てっきりこれも失ったとばかり思っていた「昭和編」購入した翌日に発掘してしまった。
これは「修羅の門」外伝「修羅の刻」の中では最も新しい時代を描いている。なんせ「修羅の門」の主人公である陸奥九十九の父親が明かになる話なのだから。
正確には「修羅の門」第二門の途中で明かされた九十九の父親。その男と母親とのなれ初めを描いた話。「修羅の門」の話の流れでは九十九が兄に続いて父もその手にかけるのではと思える描写が有ったので、第二門とこの「修羅の刻昭和編」とで父親は生きていて良かったと一安心出来た。
何故父親が生別れだったのかはこの話を読めば良く分かる。