絵が絵本のような感じだったのでなんとなく避けてきましたが、全巻読み切って言えるのが"この漫画はこの絵だからこそいい"ってことです。思い切って読んで良かったです。ボッジとカゲの友情には何度も泣かされました。ボッジは喋れないけど表情豊かで、泣いてる時は胸を締め付けられ、笑っている時は心から嬉しくなります。ボッジが成長していく姿に心打たれ、側で一生懸命支えながら応援するカゲに癒される。また、表面上悪い人はたくさん出てきますが、悪いというよりも多分人としてまだ未熟なだけで根っからの悪がいないのもこの本の魅力だと思います。魅力が多すぎて語りきりませんが、とにかく一度読んでみてほしいです。全国の図書館において欲しいくらいです。