取材もしてるギョーカイもの漫画って感じだけどあくまでも恋愛が中心。この作品はどっちにも中途半端に感じて、それっぽいお仕事の話してんだけどその業界の普通を全く知らない自分には全部がぼやけた話に見えてしまった。
浅瀬を泳いでる(描いてる)だけなので社会人としてどっかに所属して働いてる人間には、1巻の柳瀬の憧れと妥協、惰性や2巻の金井のキャリアアップとか共感しやすい部分があるし、それはどの業界を題材にしてもぶつかる壁って思うからCG制作って仕事特有の面白さは感じられなかった。
逆にレッドハニィやカナダの話は彼らの人生の結構大きな場面のはずなのにあまり印象に残らずサラッと描かれちゃってんのがかなり残念。職場のオモシロサブキャラも見られず…リーマンBLに飽きたら読むと楽しいかな?別に特別悪い部分があるってわけじゃないんだけど特別な良さも感じられず。
柳瀬のカッコつかないカッコよさは好きだしカナダ気になって2巻まで読んだけど、カナダの1年があんな描かれ方でストーリーと恋愛の絡め方がイマイチともなると3巻読むのはお預けです。