ネタバレ・感想ありカストラートのレビュー

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256ページ
2020年6月28日
一冊まるごと同じ題材で3作品。
これは…人を選ぶと思います。感情移入しやすい方はかなり精神的にやられるので注意!
本当に実在していたカストラートを元にお話しができあがってるので、個人的には、かなり重い題材だなと…
面白おかしくは読めず、ただひたすら精神的に辛かったです。
お話しとしては、悪くないです。
エロはなし(まぁ、去勢されてるしどうにも…)

読んだ後、Googleさんでググってちょっと後悔しました。。。
あ。やっぱ駄目だな。個人的にBLはファンタジーくらいで、とどまってたい。
美しくも儚い
2020年5月28日
美しくも儚い去勢された男性歌手であるカストラートの作品集
鬱成分が多めなので人を選びそうですが、とてもよかった。
初めて知るカストラートの世界
2020年5月22日
中世イタリアでそんな職業があったなんて知らなかった!!なかなか命懸けだし、驚いた、、最初の表題作が、甘美なようで、実に血生臭く、歴史の残酷さがわかりやすく浮き彫りにされてる話で、その後の2つの話にも感情が入りやすかった。この作家さんの絵もキレイでこの時代にピッタリだった。読後はなんとも言えない気分になるけど…長編ものも読んでみたいと思いました!
BL向きな題材!カストラート!
2020年5月21日
面白かった〜!!カストラートって実在したんですね。なんてBL向きな題材!一冊に3CPのお話が入っています。1つはドラマチックな話、次がちょっとダークな話、最後が明るいお話です。ハピエン好きとしては最後の話が好きだったけど、表題作の話が一番カストラートの設定がいきてる感じでした。絵が上手なので、時代ものの雰囲気が良く出ています。歴史物が好きな人にもオススメです!
カストラートの純愛
2020年3月28日
カストラートの恋の珠玉集ですね。切ない、辛い背景のあるカストラート恵まれたカストラートのそれぞれの恋というか純愛。どうかそれぞれに幸せになって欲しいと願うストーリーでした。
星5以上!続刊欲しい!歴史好きにも!
2020年3月1日
256ページ、全てカストラート(去勢歌手)のお話で3組。
表題作1話+天使の鳥カゴ2話+レオの結婚2話、(用語説明2p+電子限定4p+オマケ4p付)。
3組、それぞれに人物の繋がりはほとんどない。

びっくりした!
castrato、
最初の説明で一瞬、オメガバース系の架空独自世界かと思ったら、賛美歌やボーイソプラノがもてはやされた、中世イタリアに実在していた去勢歌い手達だった!
中国の宦官ぽいけど、切除部分が違うらしいので、子孫はできないけど行為はできる。
そういった説明も詳しくあるので、知識的にも面白い!

ストーリーも良かったです!
歌のみの独自世界に生きるしかない、彼らの人生を垣間見れました。
あー、、、
どのお話も、もっと読みたかった!
恋愛要素は軽くですが、ストーリー背景もしっかりしてて、読み応えあります!
腐読者には、もっと深い仲の先の話が欲しくなりますが、なくても面白い!
むしろ、腐以外の男性が読んでも面白い、歴史系小説のよう。
美しさを永遠に
2020年1月12日
歴史モノです。カストラートという職業があったことを知らなかったので、勉強になりました。ストーリー重視で、切なかったです。
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知らなかった世界
2019年12月13日
カストラートそれぞれの人生の一部分を教えてくれるお話。自分の知り得なかった職業、過程、生き様を分かりやすく、しかも大好きなBLとして描いて頂き感謝です!納得の上でカストラートになった子と、強制的にカストラートにされてしまった子の違いに闇を感じました。
カストラートの少年たち
ネタバレ
2019年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 18世紀イタリア、少年の声を保つよう去勢された歌手、カストラート達の3つの恋のお話。こういう人達がいたとは知りませんでした。カストラートになっても誰もが成功するわけではもちろんなく、メインの彼らだけでなくその周りの少年達の運命もまた時に過酷。切なさもあるけど、面白かったです。ストーリー重視でHはなし。
「カストラート」
神に愛された声を持つ美しいカストラート・アルフレドと、作曲を学ぶ音楽院生・エミリオ。アルフレドに憧れ、何度ダメ出しをされてもアルフレドのために曲を作り続けるエミリオ。確かに恋だけど、明確な関係を持つことはなかった二人。アルフレドはずっとあのアリアを抱き締めていたんだろうな。美しいけど切ない恋。
「天使の鳥籠」
カストラート同士の天才同士、上級生のミケランジェロと下級生のルチアーノ。ルチアーノの無垢な残酷さがちょっと怖い。薄氷の上にいるような関係…なのかな。ミケランジェロがずっと歌い続けられますように。
「レオの結婚」
心優しい領主のカルロと、カルロの妻の愛人・カストラートのレオ。この二人が一番普通の恋愛っぽい。最後に相応しい優しいお話。この二人の描き下ろしも見たかったな。
オムニバス
2022年10月11日
「カストラート」をテーマに、オムニバス形式で描かれています。彼らの生き方、思いについて触れるには良い作品だと思います。ただ私的には一人のカストラートにスポットを当てて、もう少し時代背景も含めて深く描いて欲しかった…ので厳しめで⭐︎-1しました。
題材にとても興味を持ちました
2021年5月2日
とても興味深い題材で、カストラート(去勢歌手)を知る上で良作だと思いました。3編入っていますが、2編は音楽院の寄宿学生のお話(カストラート生と作曲を学ぶ寄宿生、カストラート生同士)で、最後の1編は領主夫婦と妻の愛人カストラートのお話です。特に、2編目のミケランジェロとルチアーノのお話は、カストラートの光と影の部分がよく表されていました。去勢手術をしても、皆がカストラートになれるわけではなく、ほんの一握り。その一握りの、天使ともてはやされるミケランジェロとルチアーノを怪物と言うステファノは、当時では珍しい感覚だったのかもしれないです。元々は、教会内で女性が歌うことを許されなかった(声を発することさえ許されなかった)ことが背景にあるようで、偶発的に睾丸を失ったボーイソプラノ歌手が発端で、その後、意図的な手術が行われるようになったそうですが、カストラートを怪物と称するのであれば、カストラートを作り出そうとする大人たちは悪魔だなと思いました。そのように、ものすごーく深みのある題材なのですが、少し物足りないなと感じてしまいました。BLジャンルとして体の触れ合いがないからとかではなくて、私の感覚的なものだと思います。あと、他の方も書かれていますが、セリフの言い回しとか言葉がちょっと分かりづらいところがあります。
好みは分かれるかも
2020年7月20日
いわゆる、キラッキラなBLではないです。ちょっともの悲しい、切ない感じです。数人のカストラートの話を短編でまとめてあります。私は愛人になってるカストラートの話が一番好きです。唯一、心あたたまるお話しでした。
後悔 (ネタバレ注意)
ネタバレ
2020年5月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作はアルフレドがエミリオに他の人との行為を見せるのが拗らせてるなあと思いました。エミリオがもっと積極的にいってたらよかったのですが、いかんせん若すぎました。アルフレドにとって愛とは溺れて苦しくて狂ってるものなんですね。エミリオの人生はどうだったのかが気になりました。アルフレドに会う機会はあったのでしょうか?「晩年になくなった」という謎の説明だったのでいつ亡くなったのかわからなくてモヤモヤしました。アルフレドは歌手として生き、地位や名誉を手に入れるためにエミリオとの恋は諦めましたが、自分の中に無垢で純粋な記憶として抱き続けたのでしょう。彼の最後の言葉に胸が締め付けられました。2作目は善悪を捨てた怪物とか残酷とかありましたけど、できない人の気持ちがこれっぽっちもわからない歌唱馬鹿の天才のお話かな。3作目のお話しが好きです。やっと少しきゅんとなる展開。レオがかっこよかったです。「どうして俺の喉なんだ」とか「負担になりたくない」「なれるよ」とかなんか違和感ある台詞がありました。「もしこれから一生その歌を歌うときだけは」って「もし」は要らなくない?って、いいとこなのに。ちょっと残念でしたが、去勢歌手という題材で一冊読ませていただき、すごく興味深かったです。あーそれから私もエミリオはもうちょっと渋くなっていて欲しかったです。エロはあまりないです。修正は抜くとこで白抜き。
興味深い
2024年10月14日
実際に存在していたカストラートについての3つのお話がオムニバス形式に収録されています。富や名声を得る代わりに失うものもあるという物悲しさもありいろいろ考えさせられます。
カストラート入門漫画
2022年5月1日
256ページ。
去勢歌手を題材にした、3作品。他の方のレビューにあるようにちょっと言葉遣いにおかしいところがあったり、18世紀らしさは感じられなかったり、期待してた宗教的な絡みが無かったり、題材に対する作者の力量不足は否めません。でもけっこう好き。
・「カストラート」音楽だけで細く深くつながる、誰にも侵されることの無い二人だけの絆。ロマンチック。アルフレド・モレスキの名は、実在した最後のカストラート、アレッサンドロ・モレスキへのオマージュかと思われます。星3。
・「天使の鳥籠」純粋にして残酷、神の道具としての天使を思わされます。凡人を顧みない天才って良いですね、私は好きです。星4寄りの3。
・「レオの結婚」ディアナがどうしても嫌だし、登場人物が現代的すぎて、これがカストラートの時代の話っていうのはさすがに厳しい。ちょっと昔の現代が舞台だったら、それなりに良い話だったと思います。星2。
〜〜〜
中学か高校の頃に、映画「カストラート」が公開され(観てないけど)、世紀末のどことなく不安な空気と去勢歌手の退廃感がよく合って、ちょっとしたブームになっていたのを覚えています。この作品でカストラートに興味を持った人でガロ系が平気な人は、鳩山郁子「カストラチュラ」(未電子化)にも触れてほしい。
まあまあ
2021年7月16日
題材がディープな割にサラっと読めてしまいました。BLっちゃあBLですね。うーーん、勉強になりました。
悲恋あり
ネタバレ
2019年10月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューから表題作が悲恋なのは知って読みましたが、ちょっと潤みながら最後の方を読んでたら年取った作曲家の横顔崩れすぎ!別人やん!((( ;゚Д゚)))2作目は死んだ目をしてるミケランジェロよりルチアーノの方が異常だったのね…。病んデレ同士って感じかな。3作目はトンでも展開でハッピーエンド。時々日本語が変なのが気になりました。晩年亡くなってしまった、とか。あとどこだっけな。
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作家名: 露がも子
ジャンル: BLマンガ
出版社: 徳間書店