256ページ、全てカストラート(去勢歌手)のお話で3組。
表題作1話+天使の鳥カゴ2話+レオの結婚2話、(用語説明2p+電子限定4p+オマケ4p付)。
3組、それぞれに人物の繋がりはほとんどない。
びっくりした!
castrato、
最初の説明で一瞬、オメガバース系の架空独自世界かと思ったら、賛美歌やボーイソプラノがもてはやされた、中世イタリアに実在していた去勢歌い手達だった!
中国の宦官ぽいけど、切除部分が違うらしいので、子孫はできないけど行為はできる。
そういった説明も詳しくあるので、知識的にも面白い!
ストーリーも良かったです!
歌のみの独自世界に生きるしかない、彼らの人生を垣間見れました。
あー、、、
どのお話も、もっと読みたかった!
恋愛要素は軽くですが、ストーリー背景もしっかりしてて、読み応えあります!
腐読者には、もっと深い仲の先の話が欲しくなりますが、なくても面白い!
むしろ、腐以外の男性が読んでも面白い、歴史系小説のよう。