作家さん人気に釣られて読んでみましたが、合わないかも。設定は絶対面白い設定なんですけど、ちょくちょくツッコミどころが多くて集中できなかった。受けの暗所恐怖症はBLでは絶対受ける設定なので、そこは面白かったのですが、恐怖症を晒すまでの葛藤が尺の都合ではしょられているのか、即堕ちすぎる。加えて、仕事柄ムリがあるのでは、と気になってしまう。スタジオはスポットライトの当たるところ以外は明暗差で薄暗いくらいなのに。受けの攻めに対する態度も、罵倒は良いんですよ。昭和に良くいるパワハラ系統で極めてるなら。でも、パワハラキャラというわけでもなくて中途半端。そして、攻めが苦手。仕事のできなさぶりは、もはやライバル社から来た刺客としか思えない。本当に受けが好きならも少しまともに仕事しろ、の気持ちです。何よりダメなのが、強迫して抱こうとするクセに本気で好きとか、全然信じられないでしょ。ライバル社から来た刺客で落とすために抱くとか、悪意で抱く、て言う方がまだ自然だった。攻めに強迫されたときの受けの駆け引きの無さも本当に仕事のできるプロデューサーなのか?と小さな違和感と不自然さが積み重なってしまった。あと、作画の乱れも気になる。他社での作品に比べて手抜きというか雑というか。ギャグシーンでもないのに等身縮んだり、めがロンドンパリ気味になってて、ちょっとな。調子が悪かったのなら絵柄と体調を整えてほしいなと思います。皆が良いという人気作品なのに、夢中になれなくて無念です。