35歳、不純な恋シリーズ4冊目の続きと、そのヒロインの友達カップル。シリーズ第5段にはならないのか…とは思いますが、あらすじに書いてほしかった。たまたま4冊目を先に読めたけど、同時に買ったから、危なかったです。
4冊目では、ヒロインの元夫カップルの方がメインだったので、こちらのヒロインはあまり好きになれませんでしたが、本作でヒロインの親が出てきて、この作者さんの毒親の書き方がやっぱり上手だな、と思います。短いコマ数なのに、ないがしろにされてたヒロインも、溺愛してた兄もどちらのことも愛してはいなかった。あの人たちが 愛していたのは自分だけ。という台詞が突き刺さりました。ヒーローの包容力のおかげで、そこを乗り越えられそうな姿が胸にジーンときました。