高尾先生の作品の大ファンで、普段は SF作品は そんなに読まないけれど、高尾先生の作品は ファンタジー系だけど、読みやすいし、好きなのです。この作品ですが、童話の人魚姫を題材にされていて、そして その童話が 作品の中に生かされて、調和されて 素敵な作品になっていたと思いました。 映画の”糸”を観たのですけれど、根底にあるテーマは 同じなような気がしました。回りまわって、巡り合うようにできていたら、人は 運命の人と いつか 結ばれるのだと思いました。最後の最後、もう 涙が 止まりませんでした。あゆむの一途な恋心は 最初から ずっとあって、いつ それが 叶うのか ドキドキだったので、クライマックスには 胸キュンというより 心が苦しくなりました。サブキャラも みんな 良い表情で、良い人たちばっかりで(イケメンたちで)大満足な作品です。