ネタバレ・感想ありあいの話のレビュー

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あいの本質に涙
ネタバレ
2025年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 反社の構成員をクビになった男がクリスマスの寒い夜に小さな命を拾う。全78頁。
テーマは命、社会、親と子、葛藤、運命そして愛。

幼少期に足を怪我して後遺症のハンデを負いながら社会の片隅で生活をする星野藍。拾った赤子は生後6か月の女の子。彼は赤子にゆう(優)と名をつけて育て始める。彼女は盲目のハンデを持っていた。
藍はけっしていい人でも強い人でもなかった。父親の暴力に母親との別離が彼の人格を形成している。ゆうの夜泣きで自分は寝不足の日々、解雇や倒産の憂き目と苦しい生活を経験しながら日々を積み重ねる。それでも目が見えないゆうは藍の好物がプリンだと知っているし、得意な歌で楽しませることだってできる。短いけれど幸せな時間を共有するふたり。

この作品をよむと親子の愛とは何か、命が生まれてくる意味が胸にせまる。物語の冒頭、孤独で自由な藍の生活に果たして幸せはあっただろうか。そして中盤から終盤にかけては愛の本質を問いかけられる展開がある。どんなに時間がすぎてもここには優しい愛が描かれている。
ひらがなの意味
2025年7月3日
X(Twitter)で先生のことを知り、シーモアで探したら、まさか読みホにあるとは!藍が愛を知り紡ぐ話でした。それぞれの20年がどうだったのか、感じとれるラストに、じわりときました。
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愛の話であり藍の話でもある。
ネタバレ
2025年6月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 子供の頃に不憫だったクズ男が、拾い子の父となり変わっていく姿を描いたストーリー。

とにかくこの話を読めたことに感謝。私、こういうクズ男が大好きで、その上でクズ男の葛藤が大好きなのですが、この藍君は(言葉は悪いけど)学が無い分、真っ直ぐでフィーリングが軽く邪念がない。けど根っこが寂しすぎる。でもその寂しさこそ、藍君の子育ての原点になり得たのではないかと思います。拾い子を救ったことで救われていく、共依存のような2人の関係とそれを手放す覚悟を決めるまでの藍君の姿には号泣せざるを得ない。

これはこの上もない愛と優しさ、【藍と優】の話です。読み放題。
涙〜!
ネタバレ
2024年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ ゆうちゃんがは結局、実の母親の元に帰るのですが、藍ちゃんパパとの愛溢れる日常は何年たっても忘れることのない宝物。ラストは心からみんな幸せになって良かったなって思いました。
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すごくいい!
2024年3月23日
愛が溢れてる作品で、ほっこりとさせてもらえました。涙活をしたい方には読んでもらいたい作品だと思います。
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沁みる
2024年3月1日
子どもと過ごすことで親としててもだけど、なにより一人の人間として成長していく。
ある人物の登場があり、そこから更に切なくて。どうありたいかよりどうしたら子どもが幸せになれるかを考えての行動をとる、何が正解かは分からないけれどそこに存在した愛情は尊い。
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買って後悔なし!!
ネタバレ
2024年2月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ アイアムサムにちょっと似てて私好みの愛がいっぱいの家族のお話し
めちゃくちゃ泣きました
いつかまたきっと会える気がします
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短いけどいいお話
2024年12月30日
本当の世の中は、このお話のようにうまくはいかない。
失われる命の方が多い。
でも、このお話のように、どこかに救いがあって欲しいと思います。
温かなお話でした。
たくさんの愛情
2024年3月9日
どの選択が正しかったかは分かりませんが、皆のゆうちゃんへの愛情は確かなもので、切なくもありますが皆が幸せのラストに救われましたね。
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泣いちゃいました。
ネタバレ
2020年6月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ あいは、ゆうちゃんを返す必要はなかったんじゃないかとも思いました。捨てた実の親がいうように、援助してもらって、会わせてあげるという関係で、あいと暮らしていっても、ゆうちゃんはピアノの才能も伸ばせたし、幸せになれたのでは。結果的には、お金持ちのお嬢様になって、盲目のピアニストとして活躍、幸せな結婚をすることになったけれど、大好きなお父ちゃんと突然会えなくなって、ゆうちゃんは捨てられたと思ったかもしれない。その辺が描かれておらず、いきなり20年後に飛んだのが残念。名乗らないまま、結婚式で再会したシーンでは泣いてしまいました。あいが、ゆうちゃんの子育てを助けてくれていた女医さんと幸せになったのが救い。
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作家名: 清水ともみ
出版社: Jコミックテラス