ジャンルを問わず気になった作品を読んでいるが、こちらの作家さんの作風は新鮮。スマホが存在するので現代の架空の国が舞台かな。服役を終えた4人の男性が、真っ当な仕事で社会復帰した中で数々のトラブルに巻き込まれる、という感じ。前科持ちならではの展開が繰り広げられる。ほぼ主人公と思われるハートは特に、裏組織に属していたため彼にまつわるエピソードはかなり深刻。最終巻にまさかの仕掛けがあり、読むとエ⁉️となり、3巻あたりから読み返すことになる。メインの4人から外れるが、アレンの人物描写が秀逸と感じた。個人的にはラズ推し。読んでいるとお菓子を食べたくなる。自分はロ◯カーのクア◯ラティーニを数種類用意して(ラズ推しなのでラズベリーヨーグルト味がお気に入り)つまみながら、映画鑑賞のような豊かな読書時間を堪能した。