実写映画化の話題に便乗し、気になって購入しました。絵のサンプルを見た時点で劇画チックだったし、失礼ながら映画の出演者も誰一人と知らなかったので、購入に迷いましたが、やはり気になって購入決定。
暗い、重い、病んでるイメージのスタートです。
何もかも失った桂木誠が死のうとしていたところを、救急医の余田が救います。救った命を自分のものにして、オモチャとしてリョウ辱を与えて楽しむアブノーマル男かと思っていましたが、目的は『生』を蘇らせること。性的快感を与える事が、生への執着に結び付くのかわかりませんが、テーマは生きる力のようです。やり方はリョウ辱的で苦痛のなにものでもありませんが、確かに快楽は生きてる実感なのかもしれません。
カン禁、リョウ辱されていた桂木もいつしか性の虜となり、さらには恋愛感情まで芽生えます。
一方の余田にも辛い過去を背負っていて、どちらかと言えば余田の方が桂木との出会いに救われた気がします。
始まりは最悪の二人ですが、お互いに必要な存在となり愛し合い幸せそうな顔になって良かったと思います。
このテーマと過激なリョウ辱を実写映画化するのは、難しいと思いますが、どうなるのか楽しみです。
予想外に面白く引き込まれていきました。