主人公はアラサーだから立派な大人。
現実的で堅実。
異世界転移を神様から持ちかけられても浮かれたり、慌てることなく、まずはしっかりとお断りするところから始まり、いろいろ条件つけて生活基盤の安定を考えてから状況を受け入れて救世主として転移します。
ハラハラどきどきの冒険譚ではなくブックカフェ開いて読書三昧の日々を始めるのが異世界召還ストーリーとしては異例の展開。
同じ世界に救世主が何人も送られて来ちゃったり、ソイツが問題起こして結果巻き込まれて不本意ながらも世界を守ってしまったり。
恋愛要素もちゃんとありますが、こちらも派手さはないけど着実に愛を育む堅実さが良いです。
前から気になっていた作品。
原作者の和泉杏花先生の作品が好きなのでいつか買おうと思ってたところにSALEがあり、全巻購入して完結まで一気読みしました。
淡々とした物語に思えますが、落ち着いた雰囲気の良作です。