ネタバレ・感想ありばら色の頬のころのレビュー

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Jの総て前日譚、コレクション7巻がオススメ
2021年12月27日
Jシリーズ、同級生と同じくらい名作だと思うのですが、なぜにレビュー数少ないんでしょうか?!2007年の作品なので、皆さん紙で持ってるのかな。。私のように最近先生のファンになった方、必読シリーズですよ!「Jの総て」読んだらすぐにこの前日譚を〜読んで〜。(フォローしてる方のレビューにJ読後にばら色すぐ読めとあったので、すぐ読んで大正解)

単行本の表紙はモーガンとポールだけど、コレクション7巻の表紙の方が内容に相応しいです。ほんとは2CP+1のお話。Jではツンツンしてたモーガン(Jには色々バレてたけど)視点で展開する、Jが転校してくる前のモーガンとポールの中学生時代、Jでは詳しく語られなかったモーガンとポールの家庭背景とふたりの交わりそうで全く交わらなかったふたりの愛憎、そしてモーガンに影響を与えた下級生の恋愛の顛末が描かれます。この作品読後、すぐにまたJの1巻3巻(コレクション4巻6巻)読んで、モーガンの想いに涙して〜!あのハンカチにどんな思いがこめられてたか。。

ちなみに読む順番は 中村明日美子コレクション4〜6巻(Jのすべて)→コレクション7巻(ばら色の頬のころ)*たとえこの単行本版がセールになっていようと、コレクションは番外編付き(Christmas holiday まだポールとアンドルーが仲良かったころの4ページ)なのでコレクションがオススメ。**前日譚だけど、後日談take my hand〜がJのすべての後日談も兼ねてるのでこの順番で。→コレクション8巻収録の「彼の左目」(ばら色の頬の下級生CPの後日談)「Belgian waffle」(モーガンの後日談)「Ange d’un 〜」(彼の左目の後日談←ラスト謎の解答、必読)
モーガンにも幸あれ。。
ネタバレ
2021年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「 昔話をしよう 」から始まるプロローグに一体何が起きたのだろうと想像力を掻き立てられる。
ポールとモーガンの出逢いから、Jに出逢う前までのお話。
真面目で可愛らしさを合わせ持っていたポールと、
不真面目だけど情に厚く不器用なモーガンの思春期時代が、純粋であり、もがく姿が切ない。
初めて下級生の同性愛を間近で見てしまった事により、徐々に自分の抱き始めていた想いを自覚してしまった時の衝撃を、呪いと表現されているのも苦しく、愛されないならいっそのこと憎まれてでも、ポールの瞳に自分の姿を映し、繋がっていたかったのかと思うと更に切なくなる。
「 くりくり頭のオカマの天使が降ってきた 」
この天使という言葉が、Jとの出逢いによって、2人を目に見えないしがらみや呪いから解放し、新たな絆を繋げていくキューピッド的な表現のようで救われる気持ちになりつつも、複雑な心境が拭えません。
どうかこの恋心を抱きながらも、決して求める事のないモーガンにも幸せをと願ってしまう。( なんかもう泣けてしょうがないの )
書き下ろしでの、頬を赤らめながらのポールとの抱擁シーン( もうこれが精一杯だったんですよ )や、街中へ走り去るモーガンの後ろ姿に、やるせない気持ちと愛おしさで涙が込み上げてくる。
お値段が少々お高めで今まで見送っていたのですが、レビューを拝見し、背中を押して頂けました。大切にしたいと思える御本との出逢いに感謝です。
ありがとうございました。
Jが現れる前のポールとモーガンの物語
2021年9月15日
わあ〜〜〜『Jの総て』を読んだ後すぐに読むべき前日譚でした…。結構間を空けてしまったのが失敗。あまりにも良過ぎました。ポールとモーガンがカレンズバーグ学院中等部だった頃の話です。彼らがJに出逢う前の物語。
『Jの総て』でのポールとモーガンのあの関係性が、彼らのどんな過去の上に成り立っていたのか、知る事ができました。あんな出来事があったんですね。ポールの何事にも無関心で閉鎖的な部分や、モーガンの攻撃的で叛逆的な態度、それらの"原因の一部"となったでだろう過去がむごく、でも美しく描かれていました。ですがだからこそ、その後彼らがJという人間に出逢えて良かったんだと思いますねえ。一度は失った彼らの中の大事な"もの"を、また取り戻すきっかけとなった存在がJだったのかもしれないですね。
あーもう本当に本当に感動しました。まだ青々していた頃のポールとモーガンの姿に涙します。
同作中に登場するユージーンとジェリーの関係にも酷く心が痛みますね。彼らのその後の話(番外編)が『2週間のアバンチュール』に収録されています。これは必読ですね。
青年期の世界、素晴らしいです。
ネタバレ
2021年2月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鏡のような2人なのに、だからこそ反発しあって。
Jと幸せそうでよかった。彼にも早く、心から愛してくれる人に巡り会えることを祈ってます。
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ぜひに!
2021年1月15日
是非ともJの本編読んでから読んで頂きたい!
そうだったんか!と再びJを読み返してる。
素敵です!
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Jに出会う前のポールとモーガン
ネタバレ
2021年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「Jの総て」の前日譚で、どちらから読んでも、共にしっくりくる部分があると思います。ただ、「ばら色の頬のころ」の本編後の後日談は、「Jの総て」の後日談でもあるので、それは「Jの総て」を読んでからの方が、いいように思います。「Jの総て」の痛々しさを癒す意味でも。
明日美子先生のお話は、先が読めず、ドキドキハラハラさせられますが、「ああ、そういうことだったのか」と納得できる伏線回収が癖になります。「Jの総て」では計り知れなかったポールへのモーガンの想い。「愛されないならいっそ憎め」と思うほどの気持ちがありながら、Jの良き理解者であり、ポールとJが結ばれた後も関係を変えることはなく、二人を祝福するポール。最後に頬を真っ赤に染めながらポールを抱きしめる姿が切なすぎました。
「Jの総て」も「ばら色の頬のころ」もトランスジェンダーや同性愛の苦悩、マイノリティを排除しようとする人たち、家族の確執がエグられるように描かれてあって、しんどくもなりますが、私はとても惹かれる作品です。
最高ですね。
2020年2月23日
読み終わった後、「はぁー、」と深いため息が出てきてしまいました。J関連のお話なので、ぜひ本作はJを読んでから読んで欲しい。作者さんの深い人物設定とか見れて最高です。絵は同級生に近いかも。本当に素晴らしい作者さんです
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美しい
2019年9月29日
「Jの総て」の過去編。モーガンがやっぱりイイ男で好きです!あと絵の美しさ。大好きです!
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「Jの全て」前日譚
2018年12月16日
「Jの総て」の前日譚で、Jに出会う前のポールとモーガンのお話。
前日譚なのでこれから読んでも大丈夫ですが、巻末の描き下ろしは後日譚なので「Jの総て」読んだ後の方が感慨深いです。
「Jの総て」もそうでしたが、もうね、映画みたいなんですね。
そこら辺にある一般的なBLとは全然違います。
登場人物にドラマがあるというか、喜怒哀楽を総動員されるというか。
これは学園の中だけのお話なので「Jの...」よりはおとなしいですが、変わらず面白かったです。
先が読めない展開、セリフ回しがさすがです。
総186ページ。
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良い。
2018年11月6日
Jの前の話し。あー、そういうことかーと納得できるので、こちらを読んでおいてよかったです。
Jの総て前日譚
2018年6月7日
Jの総てではJのお世話役?のようだったモーガン視点の話です。まだJと出会う前ですね。見慣れた絵(同級生時期のような)になっていてソフトで入りやすいです。
シリアスな内容だけどモーガンが感情豊かなので発散しながら読めるというか。Jの〜でえっモーガンそうだったの?な部分が、なるほど納得!となりました。
もう最高です!
2018年3月10日
少しホロリとしました。Jの総て読んでからの方がより解りやすいし、気持ちが入り込めます。Jの時から一番良い人だと思ってたモーガン。親の職業のせいで勘違いされやすいけど人間味がある。そして罪な人やわポール。中村明日美子様の話は深いです。大好きです。一見、独特の世界観も、今では離せないものに変わりました。20年後のJもポールもモーガンも読みたい!
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Jの総てをまた読み返したくなる
ネタバレ
2017年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 当初絵が好みでは無い為あまり買うのに気が乗らなかったのが中村明日美子先生でしたが、兎に角この先生話が私を夢中にさせて止まないのです。
Jの総てと言う漫画のJを支える2人の男性の若かりし頃のお話が今作品。
今作品だけでも読めますが普通にJの総て読む流になります。
幼い時の葛藤や切なさ無力さが、閉鎖的な全寮制の名門男子校の中で交錯してます…
シチュエーションな!!
シチュエーション余すとこなく使ってる感じがな!!
エロ大好きな私からしたらエロ薄め。読み物として面白かったです。
作家さんの中では薫りの継承がエロい気がします。
と言っても中村明日美子先生のエロはリアルな描写で肉感のあるエロというよりもエロいデッサン画とかラフ画を見ている様な感じ取るエロで楽しんでおります。
キャラクターに幸せになって欲しいくらい感情移入させられてるのでモブやらオッサンにアララやらされてなくて安心してます。
もちろんホノボノエロもまずないですけど好きでした。
素晴らしい
2016年1月2日
jの総てを読んでから読みましたが、本編では語られなかった2人の過去がわかって良かったです
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シリーズで読むべきです
2015年2月14日
好みの絵ではないけれど、この方の作品はすべて読んでます。映画を観た感じ
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少年時代
2014年11月8日
一枚一枚に描かれた美しい少年たちの幼さと愚かさと美しさに目を奪われ、彼らのいる世界にすっかり引き込まれます。その癖のある髪に、長い睫毛に、幼く細い首筋に、うつろな瞳に、何も、自分と重ね合わすところのない日常を離れた少年たちのお話に、うっとりとしたりゾッとしたりを繰り返しました。
Jの総て
2014年3月4日
に登場したポールとモーガンのお話し。
内容は皆さんが書いているように本当に素晴らしいのですが、「ばら色の頬のころ」というタイトルがまず秀逸だなと思いました。あの時期の未熟さや幼さ、不器用さが総てつまったようなタイトルで一気に引き込まれてしまったような気がします。
BLという括りだけで見ないで、たくさんの人に読んでもらいたい作品です。
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それは、少年時代。
2009年7月17日
ドイツ。激動の時代を背景に、そこから隔離されたようにギムナジウムで日々を過ごす少年たち。
しかし、そんな彼らにも戦争の影が忍び寄る。

ルームメイトの美しいポールはある事件から徐々に心を蝕まれる。
移ろうようで、強い心を持つモーガン。
モーガンは乱れるポールに翻弄されつつも、彼を救いたいと願う。
そばにいたいと願う。

やりきれない気持ち、行き場のない想い、愛とわからずに愛を打ち明ける行為…。
ふたりの様々な感情が入り乱れ、すべての感情はガラス細工のように美しく脆くはかなく、また同時に強く強くきらめいて見えるようでした。

何もかも全てが美しく、何度でも繰り返し読んでいただきたい深い作品です。
ヒューマンドラマ
2009年6月27日
『BL』ってくくらなくても、十分楽しめると言うか………どんどん引き込まれて気付いたらハマってました!!
キャラクターが凄くイイ!なんか人間くさいです。
おーーーーーー
2020年11月3日
jの総てのスピンオフだったと知らなかったー!( 反省です)
明日美子ワールドは本当に幻想的で美しいです
いやー よかった でも モーガンーーー 切ないぃ
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リボンタイ好きには堪らない
2019年1月19日
中村先生の描く少年がすごく色っぽい。
この物語は青年になる前のモーガンとポールのやり取りがすごく切なくてJの総てを読み返すとそういうことか…と胸にきます。
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Jの総て
ネタバレ
2017年10月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ を読んでから読んだので切なさましましでした。この2人のラブストーリーもすごく読みたいけどモーガンはJのこともすごくすきなのでね、やっぱりこう、この感じで良いのですね。
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スピンオフ作品だった…。
2017年5月14日
レビューを見てJの総てが本編だと知りました!Σ( ̄□ ̄;)此方の作品だけでも十分楽しめました。
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苦しくてせつない
2017年1月3日
ひとむかしまえのアメリカ。ばら色の頬の少年たちの苦しくてせつないお話。バッドエンドに近いのかな?すこし考えてしまうラストです。
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( ;∀;)
2015年8月1日
Jの総ても読みました。変わらずどろどろしてます( ノД`)レビューは高いですが私にはあまり合わないです。
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こちらもイイです
2014年8月11日
Jの総てを見たあとに、購入しました。
学園生活の話が主です。
数奇な人生に翻弄されながらも、想いスレ違う二人に切ない気持ちになりました。
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なかなか
2014年8月2日
いい雰囲気でした。この作者の絵の感じが、ビアズリーっぽくて、ゴシックとかアールヌーボーとか、ひょろひょろ怪奇系美意識ですね。
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作家名: 中村明日美子
ジャンル: BLマンガ
出版社: 太田出版
雑誌: EROTICS f