旧化け猫に並んで大好きなお話。
アニメで色調・構図・音・動く芸術作品として脳が認識してしまっているので『モノノ怪』シリーズに関してはやはりフルカラーで読みたいけれど…
鮮やかだけど西洋にはない色味の極彩色。
個人的には劇場版よりTVアニメ版(コミック表紙)のキャラデザと色調が素晴らしいと思っているのですが・・派手なのに上品で調和がとれ、かつ個性的な芸術が爆発しています。
モノノ怪の形(かたち)と、その真(まこと)と理(ことわり)を明かしていく過程で、人間の愚かさ、醜さ、弱さが残酷に突き付けられます。
そして全てが明らかになって退魔の剣が抜けた時、それらが断ち切られ全てを昇華していく。
暗喩がよく用いられてわかりづらいので、そういう時にコミックは何度も読み返せてありがたい。
全体に暗めな題材が多いけどこのお話は登場人物が多くわちゃわちゃして軽い雰囲気もあります。
ちょいちょいエロティックでやっぱりラストがいい。人間がちゃんと醜くて美しいです。
そして何といっても薬売りの圧倒的な美しさに惚れてしまう。
狐のような怪しさとメイク、ネイル、着物の色使いとあの帯!全てが完璧で本当に美しい‼
神儀さまになった時も神々しくてめちゃくちゃ素敵です
クリエーターさんたちの感性とセンスに脱帽‼