びっくりです。『俺が両性なんてシリーズ』がヤられてるばかりで最悪だったのに、こんな甘いスピンオフが生まれるなんて。シリーズの桐が産まれる時、とりあげた産婦人科医が時宗先生って!最初に、年を重ねた遼くんに気づかず、おじいちゃんのような時宗先生登場で、やっと気づいた。もうびっくりです。歳とっても遼くん、ラブラブに優しい。
で、この作品が時宗凪と遼くんの若かりし頃の物語。うん、これはいい。
子供の頃から凪を慕う遼少年。成長して、それは恋となり、愛と育つ一途な遼くん。凪は学生時代の恋に傷つき、誰とも付き合う事がなく、遼くんに迫られるまま身体の関係をもち続け……やがて遼の真剣なプロポーズを受けるものの、ことあるごとにかわしてしまう凪。なんで?結婚すれば大事にしてくれるよ?と、思うのですが、凪の傷は深かったんですね…雪野に振られた傷がなかなか癒えないけど、そこまでこだわるほどの男か?それとも不完全な両性がネックなのか?う~ん、難しいねぇ。だけど遼くんの愛は深かった。ずっと長く待ち続け、気持ちは変わらない。くぅ~素敵。凪、幸せになって。
めっちゃいいお話でした。序盤の遼くんのプロポーズの言葉が素敵です。
余談ですが、凪のお父さんが女癖が悪く、真田~に手をつけてたなら、遼くんは凪の異母兄弟?解釈違いかな。