お値下げ待って作者さま買いです。
いつもながら作画の迫力とストーリーの確かさを今回も堪能致しました。
あらすじも何も無く読み始めたのでまさかの展開に驚きが隠せませんでした(ボクサーと言う事すら知らなかったw)
あ痛たたた...となる描写もありますよ。
題名の通りでなんとも辛いどうにもならないお話で結局読後もすっきりはしないのです。
主役ふたりは己の半身を手に入れたようですが、血の呪縛からはどこまで行っても逃げることは出来ないし、幼い頃からの愛情の枯渇は貪っても貪っても満たされないのでは無いのかと想像してしまう。一瞬たりとも離れることが出来ない二人なのだろう。
ほんと表裏一体なのでした。
二人は幸せになれたのだからハピエンなのだけれども心の隅にチリっと影を落としたままで辛れ〜のよな。
そこがいいのだけれどもね( ̄▽ ̄)
ストーリーを読めば読むほど上下巻では惜しい気がしてしまうのです。親父も含め、愛情の歪みや恐怖や羨望を読ませてもらいたかった...。もっともっと複雑なはずだもの。
とはいえ、やはり作者さま買いして良かった。
先生ありがとうございました( ´ ` *)