ネタバレ・感想ありパスカルとバラの木【コミック版】のレビュー

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絵本のような5作品
ネタバレ
2023年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「パスカルとバラの木」 食糧であるバラと友達になったパスカル。 友情の力が素敵です * 「忘れ物とガラクタの町」 人形にも、物にも心はあるのでは? * 「黄金の刻」 お金があれば幸せなのか? 本当の幸せとは。 * 「コーダ姫と呪いの首輪」 信じることが力の源、勇気の源泉だと思う。 *「グランプリ・プレリュード」 思う気持ちは凄い! * どの作品も絵本のような素敵な作品ですが、「黄金の刻」
が一番好きでした。
よかった…(しみじみ)
2023年3月2日
「ジークの左手」「ひとを編むひと」がとても印象深い短編だったので、こちらの作品もずっと読みたいと思っていました。

短編集です。「パスカルとバラの木」の他、「コーダ姫と呪いの首輪」など、それぞれ単話で購入できる作品が1冊にまとまっています。
多分それぞれをバラバラで読むより、5編まとめて1冊の本として読むほうが、流れ的に楽しめるんじゃないかな……。

タイトル作品の「パスカルとバラの木」がすごく好きでした。予想外の展開にちょっとびっくりしました…いい意味で。

あべまりな先生の絵はとても可愛くてフワッフワですが、物語の底流に流れているものは決して甘くない。厳しくてどこか寂寥とした、ダークな世界観がベースになってる。
でもその中で幸せを求め、もがいている人々の姿に、作者様のとても優しいまなざしを感じる。
そこがすごく好きです。

――184頁。ハードな作品を読んで、メンタルよれよれの時などにおススメです。
3/10までセール中。
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