初読み作家さんだったんですがレビューが良かったので試しに購入。他の方がレビューで、好みが分かれるかもと仰ってたので覚悟して読んだんですが、残念ながら私には合わなかった…。私にはちょっと奇抜過ぎたのかな。アーティスティックで独特なんですが、萌えどころがなかったかも。
表題作のCP(サラリーマンの明人×ゲイダンサーのチオリ)と、助っ人音響の章吾×チオリと同じグループに属する林太郎の2CPのお話で、合計214ページ。一見普通の人に見える明人さんもちょっとサイコ。チオリや他の人も登場人物全員独特でした。カラオケボックスでガラスのドアに押し付けながら事に及んだり、刺された現場(しかも外)で盛ったり、マイクを突っ込みながらしたり…。ちょっとどういう感情で読めば良いのか分からなかったです。ドキドキもキュンも感じられなかった。個人的にSMっぽいのも嫌いではないんですが、そういうのともちょっと違うし、着地点が分からないまま読み終わってしまいました。絵も独特だし、多分正統派BLが好きな人には合わないかも。