少し前にヤマヲミ先生の作品にハマって色々読んだんですが、その中でもこの作品が一番好きかも。
表題作のみ、200P。
番に先立たれた子持ちΩの千広×嫌味な政治家αの直太朗のお話。
直太朗から突然『運命の番』認定をされた千広、心は拒むもΩの本能が彼を求め…。
亡き夫ナオと直太朗の間で揺れる千広の想いが切ないです。
千広を残して旅立たなければならなかったナオの気持ちを思うとこれまた辛いんですが、シリアスなお話の中にしっかりコミカルな要素も織り込まれていて、泣けるけど悲しいだけじゃない温かくて明るいお話になっています。
『サドのオトコを落とす方法』に出てきた風太もそうですが、ヤマヲミ先生の描く子供が本当に可愛くて、この作品に出てくる未来(みく)も可愛くてめちゃくちゃ癒されます。
コミカルとシリアスのバランスの良い優しいΩバーズ。
ヤマヲミ先生×Ωバーズということで、エチはねっとり濃厚です。