超怖そうな上司の部下として配属された新入社員が、遠恋の彼女と別れた際に上司と一緒に飲みに行き愚痴を聞いてもらう。翌日気付くと、その上司とえちをしていたことから始まる恋のお話。
とにかく小南がチョロすぎる、この一言に尽きるお話です。上司とえちをする夢を見るというのもだいぶおかしい状況なのに、夢だと思い込みすんなり受け入れてしまうチョロさ。そして、夢じゃなかったと分かってからも、拒絶するのではなく、特別扱いされないと不平不満をぶつけ、恋人のように振る舞う可愛らしさ。流されやすすぎるにも程があります。でも、あづみつな先生が描くと、チョロくて可愛くて嫌味がない男子が出来上がるので、毎回とても自然な恋のお話になるのが素敵です。北上が小南と過去に出会っていた話や、三島にいびられないように引き抜いた話などは、上司として、一人の社会人としての気概を感じられてとても良かったです。お話としてはちょっとあっさりしていますが、楽しいお話でした。