「夢中さ、きみに」で和山先生の独特な笑いのセンスに魅せられ、こちらも読みました。このヌルッとした笑い、最高です。お腹がよじれるくらい笑い転げるタイプのコメディとは一線を画す、ここでしか読めない笑いの数々。合う合わないはありそうですが、試し読みして気になった方は買って損はないかと思います。特に女子校で青春を過ごした方なら、深く共感できて別の意味でも楽しめるのではないでしょうか。私も中高と女子校だったのですが、生徒も先生も個性的な面々が集まっていました。漂う空気感から細部まで、本当に女子校がリアルに漫画になっていて、読んでいると学生時代に戻ったような気持ちになりました。