とても美しい見た目である主人と、とても美しいとは言えない従者の清らかで純粋な恋と愛のお話です。
ユリウスは誰よりも美しくて気高いのに、思えば最初から最後まで一度も従者のクスターの見た目について悪く言ったことはなく、嫌悪感などを持つ描写もありませんでした。そしてまたクスターも、ユリウスを「美しい」とは思っていますが、おそらくそれは見た目よりも、ユリウスの心や生き方、存在のことを言っているんだと感じます。
そんな二人が、懸命に生き、愛を知り、自由に生き、幸せになるために歩むお話です。
性描写はありますが、それよりも純粋で尊い美しいお話で、読み終わった後は胸がいっぱいになりました、、!!もっともっと読みたい!!