良かったぁ。まさにアオハルです。恋に友情、心の解放、読み応えたっぷりで引き込まれました。
地味で真面目な片桐。加納が片桐の裏の顔を知ったところから恋の始まり。片桐の家庭の事情を知った加納と藤川。高校生にして一人アルバイトで生計をたてる一方で、学業にも手を抜かず、自分や弟妹の将来を見据える。おじさん、おばさんにお世話になっているとはいえ、一人で背負うには重すぎる。孤独で頑なな片桐を理解しようとする加納。誰かに甘えてもいいんじゃないかなぁ。一方で、片桐にべったりな加納を見て面白くないのは、ダチの佐々木。やきもちなんて可愛いもんだ。徐々に見えてくる片桐の本当の姿。周りも影響され始め、目の前の事に本気に考えるようになり変わろとするヤンキーたち。片桐の真面目な友人たちも、巻き込んで、勉強したり、遊んだり、広がる輪が素敵。友情っていいねぇ。独りじゃないっていいねぇ。
片桐を好きになった加納の気持ちは、まっすぐで、心に寄り添う加納に傾いていくのが、可愛くてやっと高校生らしくなった気がします。
今を大切に、一瞬一瞬を大切に、青春は今しかない。恋も友情も宝物。いいお話でした。
個人的には藤川が好き。と、思ったら、なんと続編配信中じゃないですかぁ。っしゃ～！まとまるまで待てない。でも待ちますぅ～。待てるかな。
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