言葉にできないほど辛く重い内容でした(絵や全体的な雰囲気は明るいですが)『自分のせいで~』『~しなければ』を何回繰り返せばいいのでしょうね…。のばらの気持ちは痛いほど伝わるけど、やっぱりちゃんと本当のことを言わないと…自分の傷も、周りの人達の傷も広がるだけだと…。やっとお母さんの心が回復した時に畳み掛けるような残酷な事件は辛すぎました。この作品に出てくるセリフ(言葉)とか、遺族に対しての記者やマスコミ、週刊記者の酷さとか、読んでいて、かなりリアルに伝わってきて、益々悲しい気持ちになりました。殺人犯が精神的におかしかったら罪が軽くなる日本、【精神鑑定】なんてものはいらないと思います。これのせいで、どれだけの遺族が苦しい思いをしてるか、人殺しは人殺しです。人を殺しておいて罪が比較的軽く、すぐに刑務所から出てくる日本の法律、全て見直してほしいです。
自分が被害者になったら、犯人と同じようにして殺してやりたいと思うのは当然のことだし、その気持ちにみあうだけの刑をしっかりくだしてくれないと、遺族は本当に、死ぬまで報われません。
重い重い作品ですが、それぞれの登場人物の様々な行動や言葉にちゃんと説得力が感じられて、よかったと思いました。この作品に救いわはあるのかな…?どんな結末なのか気になりました。