主人公の紋次郎と同様、生まれが上州です。地元には知る人ぞ知る紋次郎のテーマパーク(?)“三日月村”が存在している縁もあり、子供の頃は物語をよく知らずとも、ずっと親近感は持っていた作品。昔、中村敦夫さん主演でドラマ化されヒットしていたことは存じ上げていました。
最近YouTuberさんたちが三日月村を訪れている動画を拝見して、何だか懐かしくなり。もしかしてシーモアさんに漫画版とかがあるんじゃなかろうか、と思い浮かんで検索してみたらありました!時代小説“木枯らし紋次郎”のコミカライズ。
上州新田の貧しい農村(三日月村)に生まれ、間引かれそうになったところを姉の機転で助けられた紋次郎。無宿の渡世人となり、放浪の旅を続けていきます。
その中で巻き込まれることになる厄介事。「あっしには関わりのねぇことでござんす」、それが紋次郎の決め台詞。そうは言っても、毎回しっかり関わってしまって長脇差を振るうことになるんですよね。
有名な勧善懲悪の時代劇とはまた違った、どこか哀愁を感じさせるような味わい深い作品。「あっしには~」という台詞、作品自体はご存知なくても聞いたことがある方は多いんじゃないでしょうか。