山田袋先生読んでると出てくるオススメを辿って出会いました。嬉しい!初読み作家さんですが絵が色っぽくて作品の雰囲気と合ってて素敵です。
便利屋の仕事をしてる廉のところに転がり込んできた謎の男カスミ。
この男なかなかヤベーことやってそう…実際ヤベーんですけど。
でもガードの硬い廉が共犯になっていいって思わせる人懐っこさ、鋭い観察眼と暴力性のギャップ。
ダークなストーリーに廉の幼い頃の傷が絡むのでなかなか重い。なので夜のお仕事してるお姉さん達が明るくていい役してくれてる。
カスミの生きてきた背景は描かれてないので不穏さが残る。はたしてラブなのかもわからないけど、行けるところまで行って欲しいって思う。そういう終わりが良かった。