ネタバレ・感想ありラットハンター【電子単行本】のレビュー

(4.6) 14件
(5)
9件
(4)
4件
(3)
1件
(2)
0件
(1)
0件
惹きつけられる
2024年6月16日
他の作品が面白かった作者様なので前情報皆無で読んでみました。結果、好き。面白い。けれどかなり痛手を負った読後感…。ろくでもない界隈の便利屋、謎の残る相手とのバディ、賑やかで邪気のない女たち。登場人物の全員がなにがしか過去を抱えていそうな魅力的な始まりと、中盤から終盤にかけて主人公をのみ込む痛みと息苦しさ。肉体的な暴力と精神的な暴力に読みながら傷付き心を掻き乱されまくり、読み終えてからも自由と家族と帰る場所についてぐるぐると考えてしまった。特典ペーパーの野良猫も良かった。絵の見せ方と、無駄のないセリフで伝えてくる力がすごい作品でした。
いいね
0件
好き!いい!
ネタバレ
2023年2月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初作家さんです。絵と作風が好みで購入。仄暗い雰囲気、読み手を惹き付ける言葉の選び方、キャラクター達の設定が完璧すぎてほんとに素晴らしすぎました!(語彙力なさすぎて…)自由気ままなカスミ×過去に縛られる美人廉の2人が自分たちらしくいられたら嬉しいです。暗さの中に一筋の光が差し込むような安堵感があり、読後は清々しい気持ちでした。瀧本さんの他作品も読みたいです。
なるほど、シ●ィーハ●ターなのか(^_^)
2022年9月6日
物語に独特の艶っぽさがあります。
大人だけど子どもで、儚げで凶暴で美しいです(^_^)
なるほど、作中にも出てきましたが『シ●ィーハ●ター』なのですね(^_^)
次の街へ、黒ネコちゃんも連れていってほしかったな。
もっと長く読みたいと思う素晴らしい物語でした(^_^)
めっちゃめちゃ面白かった
ネタバレ
2022年8月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ すごくエンターテイメント。良い、こういうの大好き。パトロンのおじさんが良い具合に取り繕ったくそったれだったのも悪のエンタメ感あって良かった。BLというよりはドラマか映画のよう。最高。BL的には、暴力とか地雷的なものがある人もいるかもしれない。こんな面白い漫画をBLカテゴリで描かせてくれる秋田書店さんありがとう!BLでなかったら、こんな面白い漫画を知らずにいたかもしれない。やはり、秋田書店くんは出版界の天才異端児……。いや、本当に描ききってくれた作者さんと出版さんに宇宙レベルの大感謝。
ただ、気になるのはルックスが……カスミは大野くんだし、廉はMJで、嵐……かな?この作家さんにはMJが廉みたいな儚げに見えてるんですね。個人的にはカスミのキャラが好み過ぎて大好きになってしまった。
読み応えがあった
2022年7月17日
どこに着地する話なんだろう〜とドキドキしながら読みました!読み応えと世界観がすごい。これから先の二人の幸せお祈りします。
中谷さんイケおじでしたよ…
2021年9月3日
山田袋先生読んでると出てくるオススメを辿って出会いました。嬉しい!初読み作家さんですが絵が色っぽくて作品の雰囲気と合ってて素敵です。
便利屋の仕事をしてる廉のところに転がり込んできた謎の男カスミ。
この男なかなかヤベーことやってそう…実際ヤベーんですけど。
でもガードの硬い廉が共犯になっていいって思わせる人懐っこさ、鋭い観察眼と暴力性のギャップ。
ダークなストーリーに廉の幼い頃の傷が絡むのでなかなか重い。なので夜のお仕事してるお姉さん達が明るくていい役してくれてる。
カスミの生きてきた背景は描かれてないので不穏さが残る。はたしてラブなのかもわからないけど、行けるところまで行って欲しいって思う。そういう終わりが良かった。
傾いたまま走り続けてるみたいな…
2021年3月27日
終始そんな感じの雰囲気プンプンです。ダークだけど暗いとかそういう感じじゃなくて傾いてるみたいな危うさ。面白かった~。確かに他の方おっしゃる通り、全部が明かされたわけじゃないけどだからこそ話が広がり過ぎず地に足ついた感じ(でもやっぱり傾いてる)が良かったです。その界隈ではちょっと名の知れた二人組の前日譚とか出会い編みたいな味わいでした。
好きです
ネタバレ
2020年12月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ クールだけど寂しげな廉とのらくらしたカスミの2人が可愛かったです。(カスミ×廉CP)
試し読みで分かる通り少しダークな感じのお話ですが、あまり重くなりすぎずに進むので読みやすいです。
ただ思ったより過去も全体的な流れも予想よりさらっと終わってしまったのが残念でした。また続きが出てくれることに期待して星5です。
軽い注意としては廉とカスミではないですが、ノーマルの近親相かんが、ちらっとあるくらいです。 個人的にはここがノーマルだったことがBLのありきたり感を回避できて好きでした。
いいね
0件
得体のしれない男×便利屋の美人
ネタバレ
2020年11月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 廉に拾われた怪しい男・カスミ×バー店員兼便利屋の廉。店の裏でボロボロのカスミを拾った廉。妙に懐かれて、得体の知れない男だと分かっていながら裏稼業の相棒に。廉の弱いところを的確に突いて、心の奥底の願望を見抜くカスミの存在がずっと不穏で嫌な予感を振り払えないまま読み進めました。怪しすぎるけど廉には必要な存在。なにかと不透明な部分が多いけどだいたい分かるし、だからこそ話が広がりすぎずうまくまとまっていて面白かった。蓮の過去がキツい…。中谷さんの件だけはどうしたのか気になるな。二人の仕事のことを考えると円満なハッピーエンドと言うのも違うかもしれないけど、メリバでもないのでやっぱりハッピーエンドと言いたい。二人らしくうまく生きていって欲しいです。
二転三転する意外性ある面白い話
ネタバレ
2024年11月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 瀧本さん買いの初コミックス。
バーテンダーの裏で秘密の便利屋をする廉が、ある雨の夜に拾った謎の男カスミ。二人の同居&便利屋バディもの。

瀧本さんが描かれる目元の表情が好きなのですが、デビュー作の本作は睫毛バサバサで可愛さ増量…なのに展開は暴力・流血ありのギャップがありという笑 便利屋バディを楽しむよりも、訳アリ二人の種明かし展開の方がメインかな。二転三転するナルホド~な話、興味深かったです。ただ情報量が多く駆け足なので、伏線が気になるこの複雑な話をじっくり読みたかったです
面白い!
2022年1月18日
独特の雰囲気が絵やお話から漂って日本映画を見ているような気持ちになりました。この2人の行先が気になります。
退廃的
ネタバレ
2022年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ バーとか裏稼業とかちょっと昔の日本映画みたいな空気感と絵の雰囲気がマッチしていていい!
寝首をかいたとおもったらかかれていて最後に辿り着いた場所も安寧の地ではないけれど2人で走り続けて行く、そんなロードムービーみたいなお話でした。
作中の暴力シーンや人が死ぬシーンが苦手でなければ是非読んで欲しい。
おもしろい...
ネタバレ
2021年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ バーテンダー兼裏の仕事持ちの廉と、雨の夜に裏口で倒れているところを廉に拾われた得体の知れない男のカスミ。廉のトラブルシューターの仕事を手伝うようになったカスミは躊躇のない暴力で問題を解決していきます。この本では暗い過去に囚われていた廉が解き放たれるまでといったところでした。カスミの素性や最後の中谷についてはぼんやり。他にもいくつか気になるところがありましたが、こういうヒリヒリする刹那的なお話によくある想像力で補完するタイプでした。分冊では完結となっていましたが、続きがあればぜひ読みたいです。
2020年11月 総196ページ 修正は見えない構図、一部白抜き。
便利屋さんといえば
ネタバレ
2023年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 多田便利軒BLバージョンってことで宜しいでしょうか?
子供預かるってところで思わず笑っちゃいました。まあもう創作物は溢れかえってる世の中なので何処にオリジナリティを出すかが勝負なわけですが。
いいね
0件
レビューをシェアしよう!
作家名: 瀧本羊子
ジャンル: BLマンガ
出版社: 秋田書店