作者様買い。「誤算のハート」に続き2作目。烏童兄のお話。中学の頃から忘れられない人がいる。その人は自分より背が低くて、可愛い女の子が好きな同級生。誤算のハートに出てくる兄はちょっと嫌な奴だったんですが、この作品で中学の時の想いをずっと引きずっている兄の本心を知ると、もう切なくて切なくて胸が締め付けられました。ノンケの同性を好きになる事。もしも、もしもを繰り返し、少し光が見えても失う事を考えるとそれすら恐ろしくて足がすくんでしまう。烏童兄の顔が、遊び人の顔から一途な片思いをしている男の子の顔にどんどん変わっていきます。それも愛しい。想い人の清竹がこれまた誠実ないい男!この人なら大丈夫。そう思えてしまう。烏童×三城のcpもちょこちょこ出てきて楽しいです。3作目は「誤算で不幸な恋の話」。