さらっと読もうとしたら理解できない人もいるかもしれません。時間軸が前後したりすべてを言葉で解説しはしない「読み取る」作品でした。はっきり言うと読解力のない人にはどういう話なのかわからないと思います。
逆に普段からミステリーやホラー小説を読んでる人はなるほど、となりそう。
漫画でこれをできるのは中々すごい。
主人公二人の嵐のような執着と愛もわからない人にはわからないかもしれない、それくらい強烈な愛憎でした。
愛しすぎて自分を見てくれない相手を強く憎むようになってしまうことは現実の世の恋愛では割とよくあることなんじゃないかなーと思う自分には、リアリティーがあってそれもすごい作品だと思いました。
愛と憎しみは紙一重。そんなふうに考えさせられる作品が好きな人には刺さるのではないでしょうか。
こういうお話はバッドエンドやメリバになることも少なくありませんがそこはちゃんとハッピーエンドを迎えてくれましたし、追加のぬいのお話は本編が重かった分可愛くて癒されました。
ストーリーの構成が素晴らしかったです。
二冊で完結でしたがたった二冊でよくこれだけの内容を綺麗に収めたなと読後に感心してしまいました。