村の言い伝えの為に渋々結婚させられた二人が険悪な関係から本当の夫夫になるまでのお話で、とても楽しく読めました。千景が老け顔の20歳で百貴が童顔の27歳だから見た感じは同い年くらいでちょうどいいんですね。全くお互いの事を知らずに結婚生活に突入したから次々に驚きの事実が判明してそのたびに百貴の反応がおかしかった。千景の歳を知った時何かはただ自分がショックを受けて千景を避けてしまってたのが次に知った千景に関する意外な事実では千景への愛情が生まれてきたせいで千景を避けてしまっていて百貴の気持ちの変化がすごくわかりやすかったです。本編ももちろん良かったのですが最後にあった"アリ婚"が千景目線の百貴との初対面から結婚式の夜までの話でとても面白かったし、書き下ろしの千景がお弁当を食べる姿がめっちゃかわいくて1冊全部が良かったです。