転生ではなく、3年前、世界各地にダンジョンが現れた設定。
世界的に制度が整っていて、ランカーなどの情報は常にアップデートされており、研究する公的機関も各国にある。
そんな状況で総合化学メーカーの開発部に勤める主人公。
ひょんな事故でランク1位になるが身元バレはしていないというのが冒頭。
ただ、メインテーマはチートではなく研究職だけにスキル等を検証していくところにあります。
そんな背景なので異世界ものによくある社畜とは違い、時折意識高い言葉と理系な言葉が飛び交います。
とは言っても専門的な言葉は少なく抑えられているので文系の私でも普通に読めます。
化学系の学部出た人なら、より面白いかもしれません。
個人的には面白いけどもう一つスパイス欲しいかなという印象。
ここまでガッツリ描いてるのに、根回しというか各方面との調整が弱すぎるのも気になりました。
研究職だからって特色なのかもしれないし若い設定だからかもしれないけど、もうちょっとリスク管理して欲しいなと思いました。
私がわかってないだけかもしれません、成功する人って石橋を飛んで渡る人なのかも。