男の趣味が作者さんと全然合わない。受けも攻めも刺さらない。永井さんとおばあちゃんしか好きになれなかった。特定の地雷要素もないし、設定は大好物なのに、いざ作品を読むと合わない。この作者さんとはいつもそう。ACIDtownでもそう。漫画がうまいので作品を楽しみたいのに。設定だけ読むと嗜好一致してるのに。
受けを愚鈍に描きすぎるせいだと思う。確かにストーリー展開的に、クラブでヤバい薬盛られないとダメなのはわかるけど、知らん人からもらった飲み物飲むなよwwwというツッコミが先に立ってしまって、他にもチョロすぎるのが気になって無理だった。今時、小学生でもこんなに頭ユルい子いない。ストーリーのために彼(受け)自身の尊厳が犠牲になっている。
ACIDtownでもそう。ストーリー展開のために主人公(受け)が悪手ばかり打ってしまう。なのに、アホとかチョロいとかの属性設定は付いてないことに違和感。ACIDtownも今作品も主人公がおバカ設定ならその行動にも納得できるけど、人並みに知能がある設定でこれはない、と思いました。
作者さんはとにかく悪くてかっこいい攻めやストーリーを描きたいのはわかるけど、あまりにも受けに人権がないし、キャラクターを軽んじすぎる。
これ、BLではなく少女漫画だったらレビューでツッコミの嵐だった筈。
あと、高レビューだから期待し過ぎたけど、ネタバレ注意必要かなあ?設定と最初の3ページでオチまでわかる。わざとかは不明ですが、伏線が露骨であからさまだからオチをわかった上で楽しむ話。「しむらー後ろ後ろ!」やびっくりホラーと同じで、いつネタばらしが来るのかを楽しむシステム。総合して普通。作画はうまいけど、キャラクターへの愛情を感じられないから普通になってしまった。