作家さんの「ラブクオリア」を読んでて、そのスタイリッシュさがステキだったので手に取ってみました♪
10年前、わけあってプロサーファーを辞めてから人との距離を取ってきた波留・・ずっと好きだったショップの店長の結婚を知り、益々淀んでいた波留にキラキラと光のように現れた鳴海に「ずっと会いたかった」と言われ・・・・
設定が一回りくらい下の鳴海ですが、いわゆる若さゆえの明るさと積極性でどんどん波留にアタック・・・徐々に波留の心も解れてゆきます。
波留の心の闇を海底、鳴海をその上から照らす光に例えてお話しは進んでいくのですが・・とにかく、表現が美しかった・・・画力もかなり凄くて、しっかりと基礎を学ばれている方だな・・って思う、圧巻の構図や肉体美!文章の綴り方も行間の取り方もステキでした・・・
波留の闇はあったけど変なドロドロは無く、海を愛する男たちの、爽やかな物語・・でした。ショップで働くキャラ達が結構ピンで輝きそうだったのに、あんまり出番が無かったのがちょっと残念でした・・スピンオフとかで見てみたい♪