ネタバレ・感想あり異刻メモワールのレビュー

(4.7) 11件
(5)
9件
(4)
1件
(3)
1件
(2)
0件
(1)
0件
心温まるファンタジー
2025年2月8日
あらすじ読んで良くある設定かなと思いましたが、試し読みで惹かれて最後まで読みました。
トモくん、リツくんはもちろん、登場人物(妖怪)が皆んな魅力的で、ほっこりして何度も読み返しています。
そしてもの凄く良い意味で、漫画と言うよりイラストのようです。タッチも色彩も大好きで原画を部屋に飾りたいくらい。次作が楽しみです。
いいね
0件
悲しいが、優しく美しい
ネタバレ
2024年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 世界観の創造と作り込みがすごく、絵柄もそれにあった繊細で描き込みの多い絵柄ですばらしい。
色々なデザインを取りいれた独特な服や街のデザインなども、見ているだけで楽しい。
最初からきっと主人公は自分の世界に帰るんだろうとは思っていたけれど、終わってしまって残念。
とてもおもしろい世界観で楽しかったので、もう何巻か続いて欲しかったな。
お母さんと理解しあえたのはよかったけれど、祖母はずっとクソのままだった。
そこも無理矢理、実はいい人として描いたりしていなくてよかった。
主人公の抱える問題や、人の悪意などの表現が気持ち悪くて、とても良い。
味方も敵も、クリーチャーデザインが魅力的だった。
いいね
0件
優しい
2024年9月28日
ちょっと…異世界の不思議な生き物たちが『怖いなぁ…』と思ってしまうときもありますが、全体的に優しくて締めつけられるような感覚に陥る作品です
いいね
0件
きらきらしていて、すごく落ち着く
2023年9月21日
一見怖い妖怪?もたくさん出てきますが、読み進めていくとみんな私たちと同じ生き物なんだなぁと感じました。
生きることにつまづいた時、ちょっと逃げたくなった時、読んでみてほしいです。
心の逃げ道のような、どこかにこんな世界があるかも、と思わせてくれるあったかい本です。
ペン画で細かく描き込んであって、端からゆっくり読み返すのも楽しみです。お洋服もかわいい。
続き、ゆっくり楽しみにしています。
いいね
0件
あっという間に2巻読み終えた
2023年8月25日
不思議な異世界。リツとトモの精神的な部分も堅すぎずにサラサラと読み進められる様に作られていて、あっという間の2巻でした。不気味さも不思議さも結局は温かい。見た目とか他から自分がどう思われているかとか、これからまだまだいろんな事を経験して向き合っていくんだろうな。絵も言葉も素敵な作品で続きが楽しみです。
いいね
0件
星のまたたきにも似た「回想」
2023年5月12日
1巻191、2巻223、3巻237ページ。
現実ではつらいことの多かったであろう少年トモがリツと出会ったことで紛れ込んだ異界での様子が描かれた、空想ファンタジー。
かわいらしさの間に不気味さも共存する、エスニックな雰囲気あるデザインセンス。異形の住人や植物や小物の描き込みも細かく、眺めているだけでも満足感が高いです。妖精、飛行、料理、星、そしてともだち。素晴らしい。
時折見えるトモの心の傷や不安を、天真爛漫なリツがあたたかく包み、トモの心と一緒に読者の心の栄養も蓄えられていくようです。
この物語は「異刻」であり「メモワール」であり、いつか必ず来る別れの予感が通奏低音のように流れています。そしてその透きとおった哀しみの上に描かれる笑顔の日々は、たまらなくきらめいているのです。たとえ星より遠くなっても。
〜〜〜〜〜
作者の本業はイラストレーター。この作品は、コマ割りを横方向のみ(基本1ページ4コマ)にすることで、漫画的演出を控えめにしてイラスト的描き込みの強みを活かした画面構成になっています。それがまた良い。往年のシネスコサイズの映画を観ているようでもあり、懐かしさある雰囲気がよく合っています。
表紙のカラーイラストは幻想的な雰囲気が強いですが、本編のモノクロ絵は土や草の匂いがたちのぼるようで、それもまた良いです。
〜〜〜〜〜
2024年10月、完結につき追記。この作品、なんだか異様に波長が合っているようで、トモの過去のつらい気持ち、二人が仲良く楽しそうな様子、自分のことを話すトモの数少ない言葉、終盤にリツがトモに向けているまなざし、それらすべての何気ない描写にずっと涙が滲みます。
だいじょうぶ、だいじょうぶだよと、トモに、そして自分に語りかけるように、これからも何度も読み返すだろうと思います。
本当に良い
2022年2月26日
試し読みで気になって買ったのですが、リッちゃんに救われるような気持ちになりました。
続きお待ちしてます。
可愛さと仄暗さ
2022年1月12日
待ちに待った本でした。
全体的には表紙のようなかわいらしい絵で進んでいきますが、その可愛さから織りなす可愛さと仄暗さがとてもいい。
時折見せる気持ち悪いモノとか、何かを抱える主人公と天真爛漫というか癒しの塊見たいなリツの関係もいい。
ほろりとしてしまうお話もあるし、この子たちがどうなっていくのか見守っていきたくなります。
妖怪系
2021年11月27日
絵の好みは分かれそうだけど、リツちゃんが可愛い。
異次元世界に紛れ込んでしまった少年の心の闇とリツのポジティブな対比のお話。続きが気になる。
可愛くて不思議
2022年4月25日
異界の多種多様な住民から異国情緒あふれる衣服雑貨や建造物の柄や模様まで、ひとつひとつがとても丁寧に描かれている。
エキゾチック好きな人には、絵を見ているだけでも楽しめる読みやすい作品です。
ジブリ作品を彷彿とさせる、未知と不思議と懐かしさが共存する世界観も良い。
天真爛漫で可愛いリツと純粋だが傷を抱えていそうなトモが、これから過ごしていく時間の先にあるのが希望なのか何なのかまだまだ予想できませんが、初期イメージの優しい展開であってほしい。
愛のこもった作品
2023年4月12日
バケモノ世界に迷い込んだ孤独な男の子の話

絵がキレイでみやすい。街並み、小物、食べものと細かく書き込まれていて、作者の愛を感じる。
ストーリーも、暗さを抱える主人公に寄り添う内容で、あたたかい感じ。個人的には、主人公が暗すぎるし、バケモノ世界が優しすぎて、演出過多を感じないでもない。
ほっとしたい人にはオススメ。
いいね
0件
レビューをシェアしよう!
作家名: るん太
出版社: KADOKAWA