ネタバレ・感想あり私たちの幸せな時間のレビュー

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考えがまとまらない
ネタバレ
2025年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ けど、読みっぱなしに出来ないほど色々な思いが涌き出てくる感じ。
よくぞこのテーマを、この話を1巻にまとめたという驚きと、ラブコメという言葉に釣られて気楽に読み始めたときの温度差に戸惑っている。他の方も書いていますが、この話を読んで誰がラブコメだと思うのでしょうか。
こんなに純粋で真剣に愛情を交わした2人のどこにコメディ要素があるんだ…。

それは置いといて、複雑な気持ちになるのは佑が明日も生きたいと願うことが出来たときに訪れた死刑執行の日。共に生きることは出来なくとも、今まで他人との関わりを絶ってきた2人が、週にたった30分の会話を楽しみにするようになり、自分の過去と向き合う勇気を持てた矢先の永遠の別れに欲深な私はどうしても複雑な思いが残る。
佑との約束を守るために樹里が自 殺を図ることも、母親を殺そうとすることももう無いだろうけど、佑は本当に晴れやかな気持ちで逝けたのだろうか…とつい思ってしまう。
死ぬ前に愛を知ることが出来て良かったのか、未練が残るような最期を迎えて不幸なのか、私には分からないし、この先もふとしたときに考えるだろうなと思う。
幸せな時間
2024年12月2日
先が予測つくだけに読み進めたくない…でも読まずにはいられない素晴らしい映画のような…切ない作品。涙が止まらなかった。「私たちの幸せな時間」を味わっていた時間は私にとっても幸せな時間だった。
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切なさよりも、力強さに心が動く
2024年11月14日
セールになっていて、手に取りました。
あらすじを読んで、切ない作品なのは容易に想像できたので迷いました。
悲しすぎて読後苦しいのも困るし、逆に泣かせに来られすぎると引いてしまうしで、普段こういうお話は避けてしまうのですが、水原先生ということで読んでみたいと駆り立てられました。

確かに切なかったのですが、とても軽やかで温かい気持ちで読み終えることが出来ました。
希望に似た余韻が残り、切なくても苦しくはなく、何度も読み返してしまいました。

過剰な演出が無く、穏やかに読み進められました。
全体を通して瑞々しく、美しい。
そして静かながらどこかに力強さが感じられ、
登場人物達も次第に生き生きとし、読み手の自分も命を吹き込まれて行く様でした。


読後に表紙を見返して、蓮池薫さんのお名前が飛び込んできて驚き、この作品の力強さの一因でもあるように思えました。

本当に素敵な一冊でした。
泣ける…
2024年9月15日
とても心にしみます。哀しくて、愛しくて、キレイで…ピアノの音が聴こえるような、空気の冷たさを感じられるような、そんなお話でした。
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レビューを書かずにはいられない
ネタバレ
2024年5月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さまの作品は基本的に大好きで、購入していなかった拙作を試し読みしまして、すぐに購入ボタンを押しておりました。
このたびあわまりにも感極まって、初めてレビューを書きます。
こんっっっなに素晴らしい作品とは。こんっっっっっっっなに涙を流す作品があるのかとは。心の底から思いました。書かずにはいられませんでした。
決して幸せになることはないのだろうと思い読み進めていましたが…それでも生きているうちに何かしらの救いはあるのか、と。でも、当たり前に救いはない。それでも彼女が生き続けるための希望はある。そう信じて読了しました。が、涙が止まらない。。。ほんとうに作者さまに伝えたいです。素晴らしい作品です。
涙することは初めからわかっていた。
ネタバレ
2024年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 佐原ミズ先生の作品ということで読んでみたかった作品でしたが、確定で泣くであろうことを思うとなかなか読む勇気がありませんでした。
本日、私の住む町はとても天気が良く暑いくらいの陽気でした。
風も気持ちがよく、日曜の午前中表紙の様な木漏れ日の中一人の時間を利用してテラスで1ページ2ページと読み進めました。

生き物は生まれて死んで生を紡ぐ。
何のために?なんなのだろう。私はまだ答えを見つけられずに生きています。
この本の中の二人は生きることに価値を見出すことが出来ず苦悩し続けていました。自分ではどうすることもできない理不尽や暴力の中で沈み沈み沈んで。
一人はもがくことさえ手放し、一人はもがくことで自分を殺し続けて、すがる手さえ抱えて震える姿に思わず読む手を放して顔を覆ってしまいました。
それでも愛をしってしまえば生きたくなる、生きて朝目覚めたいと懇願してしまう。
人にとって愛とは何なのだろうか。

非常に重くお腹に鉄の重りを入れられるようなストーリーですが、佐原先生の繊細でさわやかな絵が憎しみも醜さも全てを含め人の儚さや美しさ表紙のように生きることの愛おしさを伝えているのかもしれないと思えました。
原作を読んでいないのですが、原作はもっと私の深く深くに届くのかもしれません。もしかしたらまた別の思いも浮かぶのかもしれません。

嗚咽号泣により片頭痛を発症しキラキラした午前中のテラスは無残な形で終了しましたが、また年月が経ち読み返すことと思います。

翻訳が蓮池薫さんであることは、数奇な人生を歩んできたであろうことを想像し感慨深く思います。

**245ページ**(紙書籍にて)
言葉にできない
2024年4月2日
深く悲しいお話でした。あ〜本当に言葉にする事が難しい。佑や樹里のような不幸な子供がいなくなるよう切に願うばかり。全て大人の責任ですよね、、、
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こういう死刑囚は他にもいると思う。
ネタバレ
2023年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんとなく結末はわかっていたのですが、佑の生い立ちがやはり余りにも…なので、読み進めるのは結構きつかったです。元気な時に読んで良かった。まったく正反対の人生を歩んだ二人が寄り添っていく過程に涙が止まらず、最後のピアノ演奏のシーンでは声を上げて泣きました。こうして打っていてっも涙が伝ってくるほど。私は今まで死刑囚に同情などしたことはなかったけど、反論する意欲さえ失った犯罪者は予想以上にいるのだろうなと。読後感は思ったよりもはるかに良かったです。
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懐かしい
2023年9月23日
10年以上前に買ったコミックだ、懐かしい~。その時は絵柄が気にいって買ったんだけど、読んでみると、とっても切ない気持ちになったのを覚えています。ハッピーエンドじゃないけど、こういう結末も素敵だと思います。
すべての感情を持ってかれた!!
2023年8月29日
読み終わったあと茫然として、感情の整理が追いつかず、何も手がつかず、こんなにも感情を持ってかれた作品に出会ったのは、いつぶりだろうと思うくらい、途中から漫画ということも忘れました。絵の表情から感情を読み解くのに集中していたような気がします。この作品のことを知りたくなり、原作が韓国の小説で、既に映画化されていることを知りました。小説もじっくり読みたくなり即購入を決めました。この作品に出会えてよかったです。
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重くて、とても切ない…
ネタバレ
2022年11月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 毎日無料から。。。
死にたがっていた男と女。
暗い過去を持つ二人が出逢い、共鳴する心は人間らしさを取り戻す…
せっかく幸せな時間を共有出来た二人に、残酷な未来しかやって来ない事が、とても悲しいです。
それでも、それを乗り越えて、命の重さと生きる事の大切さを知るのですね…😢

読み進めると更に暗い闇が見えてきて、物語に含まれる問い掛けに、色々考えさせられました。
あぁ…
2022年11月26日
続きがめっちゃ気になってます。毎日無料で無料分だけ読みました。原作やドラマは全く知らなかったです。このマンガ家さんの作品をいくつか読んだことがあって、とりあえず無料分だけ読んだんですが…。他の方のレビューを拝見すると、最後まで読んでみたいと思いました。
そして私達は慈悲について考える
2022年7月29日
序盤は登場人物が薄っぺらい、敢えてだと思う。しかし、読み進めていくうちに話は奥行きを見せていく。気が付けば主要キャラの誰かの立場に立って考え始めるのではないか。原作も映画も未鑑賞なので想像でしかないが、最後の曲は「アメイジング・グレイス」しか思い浮かばない。
難しい
2022年7月28日
レビューするのが難しいです。
どんな言葉も安っぽく、また言葉にしてしまったことに後悔しそうです。
ですが、素晴らしかったことは伝えたいので、星だけは付けておきます。
刑罰 時間 報復感情 サラっと見えて濃い話
ネタバレ
2022年7月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 重くて辛い話だった。光の射しようがない設定だと思った。(設定が、です。)
自分の境遇を呪い幸せな人を妬み世の不条理に苦しみ、失ったものをもどせぬ事実に慟哭し、ヒト一人の感情が行き場を喪い存在を忘れたかのようになって、なお生きている日々。必要性を実感しない身体と生きることに未練の無い心。どう生まれどう育ってきたのか、誰にも外からは見えない。そこにあるのは、どうでもいい、忘れたい現実、または、明日さえも全く価値無いこと。
キャラ全て、でも向き合っていかねばならぬ時間を過ごしているのだ。無駄なこと、に思える行為、誰のため? 自己満足と断ずるのは容易いが、でも、本当にそうだっただろうか。
本作は、いろんなことを感じさせ考えさせてくれる。
折しも昨日、本書が描いている内容をどこか一部思わせる1件のニュースがあった。
私はここでその刑罰是非論を問うつもりはない。
された方の人生だって尊いものだから、処罰感情も持ち合わせてる。いわれのない仕打ちを受けていいはずがない。その行動した方のほうが絶対悪いと。それでも加害者は被害者であった、という視点は深まる。。

よく言われることだが、こうした事案に関わる人達は一様に考えてしまうらしい。
果たして自分がその立場だったら、果たして自分ならどうしただろう、本当にその方法以外を冷静に選ぶことは出来ただろうか、道を真っ直ぐいけたのか、と。そうやって生育したら、そう考えてしまったかもしれないと。

絵が、さすが、淡々と描写というよりも、そのエピソードに一見どこまでも客観的で煽りの盛り上げを巧まずにいながら、その実、明と暗とが自然と挟まれるところにこそ、この世界の加害者は誰で被害者は誰なのかを惑わせる交錯感を覚えさせられてしまうのだ。語らせ過ぎず、黒幕(?)や母親に報い及ばぬことにナチュラルに怒りは覚えさせられるが、そこに主題を置いてない話。

しかし浄化?救い?射してきた光?、幸せな時間の珠玉が余韻となって主人公のピアノの音に重なって見える。
心が締め付けられました。
2022年7月26日
亡き安倍晋三氏の暗殺した犯人を思い出しました。人生の歯車が狂ってしまうと 人は思っている人生を生きられなくなるんだと思いました。そして、それに 加担しているのは 哀しいかな、人である事が 見事に描かれた作品だったと思います。ジャケの二人は 安らかに眠れているでしょうか。どうか、どうか、今度 彼らが 目を覚ましたら、二人で 同じ時間を 安らかに過ごせますように。

シーモアの担当様へ。

この作品は 間違っても ラブコメではありません。読者の方が 誤解されませんよう 訂正をお願い致します。
有難う
ネタバレ
2022年7月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最近漫画で泣くことがあまりありませんでしたが、泣きました。 もう少し早く出逢えたら、でもこうなったから、お互い辛い苦しい過去を知り、引き寄せられたのかもしれない 最後ピアノが聴けて良かったです。切ないラブストーリーでした。
泣きました
ネタバレ
2022年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ ふと、なんだか泣きたい気分でそんな漫画が読みたいなと思って調べた時にでてきたので購入しました。
2人の過去も、関係も、そして進んでいく時間にも色々なものが切なくて苦しくなりました。死を夢見るのは生きている人間の特権という言葉が刺さりました。
でも読んだ後はなんだか心がスッキリしました。ありがとうございました。
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毎日無料
2022年11月24日
【毎日無料で 3RD MEETINGまで読めます】
予備知識なしで読み始めました。 原作も映画も知らなかったので衝撃的でした。 難しい題材の作品で、人間を一面だけみて判断してはいけない、と感じさせられました。 続きは今の自分では読み切れないと、購入はやめました。 でも内容はずっと覚えていると思います。 そして読める心境になったら是非とも読んでみたい作品です。
独特の世界観
2022年11月23日
画も独特ですが、出だしから一筋縄でいかなそうな雰囲気があって、登場人物もすぐには感情移入できない。でもそこに引っ張られます。
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