デビュー作とは思えないというレビューがたくさんあったので、期待して2巻読了しました。まず第一に絵がきれいで、表紙のまま中身もセンスが良い雰囲気で個人的にはとても好み!確かにデビュー作とは思えないクオリティです。メインキャラも魅力的でした。ただ、なんだろう、構成がもったいない…色々な要素が中途半端に盛られて回収不足というか…今どういう状況で誰が何を喋ってるのかわかりにくくて、シリアスと絵柄を崩したギャグがごちゃごちゃしていて、話にはあまり集中できず…。2巻分にきれいにまとめられてないというか、なんか2巻分読んだなーって満足感がなく、この辺はやはりデビュー作という印象でした。雰囲気と勢いで粗を誤魔化してる感じがしてなんだか惜しい…。作者さんのこの魅力的な作画で、しっかり作り込まれたストーリーをわかりやすく読ませてもらえたら本当に無敵ではないかと思いますので(こういうのって編集者さんの手腕も試されるところなんだろうなという気がします)、星5の絶賛レビューばかりだからこのままで良し!としないでほしいなーという、今後への期待を込めて星3にさせてもらいました。