ネタバレ・感想あり夜の兄弟【合本版】のレビュー

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タイトル通りの闇最高でした
2025年4月26日
実兄弟BLなので読者を選ぶと思いますが、素晴らしかったです。兄も弟も違う意味で壊れてて、ストーリー的に最高でした。その上に絵柄もドストライク。神棚に飾ります。
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闇系でとても良い
ネタバレ
2024年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 義理ではなくて本当の兄弟モノ。最後までじっとりと湿った空気が漂う漫画です。絵も物語もツボった。ぶっ壊れ弟が兄を怒らせ貶されて「にいちゃん」呼びしてデレててそれに付き合う兄のお話。読む人を選ぶ作品だけど是非たくさんの人に読んで欲しい作品。矛盾している?でもそんな屈折したお話。
兄弟揃ってクズい。兄は粗野な性格で学生時代はいじめをしていてその因果が弟へ。弟はウリもそうだし、にいちゃんへの当て馬にメガネ君を使っているし。けど弟が歪む理由は盛りだくさん。兄への想いだけでも十分な闇なのに、中1までに色々ありすぎて壊れるのも当然だと思う。自分の行動で兄がどう思おうが知ったこっちゃない。兄がそうだったように。言いつけを守らなくて怒った目、嫌がらせのチュウ、水族館の出来事、引かれた手。それを求めて兄を逆撫でしているのかもしれない。怒らすことで兄の頭を自分で一杯にできるからなのか、傷をあげたいのか。兄は兄で贖罪なのかヤバい家と思われない(ウリや第二の被害者が出ない)ようになのか案外嫌じゃないのか気持ちに気付いたのか、家に残っているしまだまとも…ではないな。あの弟を相手にするにはまともだとぶっ壊れちゃうし、やっぱりどこか歪なのかも。寝た人達の指に舌に視線ににいちゃんをみていたのは最初は自分を守るための逃避だったけど、一途に愛だしその行動を思うと辛いんだけど純愛なんだと思う。きっと壊れたままなんだと思う。もしも兄がもう少し思いやりのある性格だったら、弟が諸々の被害に遭わなければ…なんて思うけど起きたことしか起きなかったわけだ。ヤンやツンや体だけじゃなくても愛せることを知ってほしい。無理か?兄がずっとそうだったし。いや兄が弟に物凄い愛を注げばあるか?いつかはホッコリ温かく幸せになってほしい。
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素晴らしい
2024年1月9日
絵が綺麗だし、構図も見易いし、何よりエロい!背徳感が堪らない!りくはDKなのに恐ろしい魔性で周囲を翻弄していきます。内容は重いけれども世界に引き込まれて行きます。素晴らしいBL作家さんに出会えました。これからも重くて暗くてエッチなBLを楽しみにしています。
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腹の底に響く痛み
ネタバレ
2023年4月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 実の兄弟モノ。兄×弟。
暴力性の高い兄と、その兄に歪められた弟。弟は完全に被害者。小さい頃から高校生の現在までずっと。兄と別に暮らしていても、同居していても兄に影響されてしまう。もう取り返しのつかない所まで来てしまった。
弟の人生を台無しにした責任を兄には一生背負って欲しい。読者の私は兄の良さが全く分からず心底嫌いだが、弟はそんな兄が欲しくてどうしようも無いのが伝わります。痛くて重くて湿った感情が渦巻くBLでした。
好ましく歪んでいる病み
ネタバレ
2023年1月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 判断能力が備わっていない幼少時にイケナイことを見せてしまう行為は罪でしょう。だが犯罪ではない。この隙間を突くような設定で社会的・倫理的な「駄目!」を回避しているので自粛警察のような不謹慎狩りに遭わずに済んでいると思います。

病みです。ガチ兄弟ものです。
弟くんがスーパー吸着力装備の誘い受けです。幼少時の兄との関係性で性的な感覚が捻じ曲がってしまったんですね。
おかげで先鋭な錐が心臓を突き抜ける痛みを楽しめました。

痛み好き・闇好きにも好みがありましてですね、色々ある闇BLの中でも今作はかなり好きです。
例えばamam:先生の「カッコウは〜」とか、アンノウン先生の「センパイ〜」とかの痛みの種類だと感じています。
本人は好きで(?)普通にやってるけど、傍から見ればとてもじゃないけど手が出せない救いようの無さと言いましょうか。
病んでいる方向をエロ方向にだけ伸ばしていて、あとは普通に見えるところも好きです。

ラストは軽めに閉じているので闇耐性が低い方でも読めるのではないかと思います。(あくまでも当社比💦)
今作は最初からバッドエンドに向かってないと感じたので、私的にはこのラストでキレイに収めたと思います。
修正は白抜き。複数人との描写があります。
ハッピーエンド
2022年4月11日
弟くんの素養を刺激したのは、なかなかのク○な兄。その責任とらないとでしょ~と読んでたので、わたしとしてはハピエンでした。
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開いた口が塞がらない漫画です
2022年3月27日
まず血の繋がった兄弟モノは地雷なのですがサンプルでどうしようもなく惹かれてしまい、でも兄弟モノだよ!?!と自分に言い聞かせても第六感的なものがいやこれは読め!と言ってくるのでその直感を信じて購入。結果その直感は大当たりで久々に体が震えるような感覚に陥りました。何度か驚きすぎて空いた口が閉じないままページも捲れないという状態で数分、とりあえずコップ一杯の水を飲み自分を落ち着かせて読み進めるという感じでかなり貴重な体験をさせていただきました(笑)漫画読んでてこんな事になったのは初めてです。簡単に説明すると病み系兄弟モノなので苦手な方にはオススメ出来ませんがそれをも超えるものがこの作品にはあると私は思います。私はきっと何回も読み返すだろうしこのレビューが描き終わったらもう一度読みます。続きがみたい二人だったけど、これが一番美しい終わり方なのかなとも思います。もし先生に続編の意思がございましたら是非読みたいです!!先生この作品をこの世に生み出してくれてありがとうございます!!早速もう一度読んできます!
カラッと乾いた仄暗さ
2024年8月29日
割と恋心みたいなもんが弟に今も残ってるからそこまでどうしようもない話って感じじゃないです。兄にも弟にも共感できない、思考が追えないってわけじゃないのでコレって闇深いのかな〜わっかんねぇ〜。
ただ学生時代に兄にいじめられてた男が弟にのめり込んで最後の人差し指1本分のとどめをさされたって顛末は、他人事じゃないからそこだけは後味悪いです。都会に住んでる人って人身事故で電車が遅れるって言うと、人が1人死んだかもしれないってことより仕事やデートに遅れる心配をするってのを映画か小説だかで見たときはそれくらいのことなんだよな、て思ったのが今も身体が記憶してて、たったひと言の他人に与える影響も日々何処かでアナウンスされる人身事故も、他人事のようで自分事。兄が手癖のように振るった弟への暴力も、気まぐれに向けてくれる興味も、弟の中になにかを芽生えさせるには十分だったりするんでしょう。
弟がコレで兄だけじゃ満足できない身体になったとかなら大変だよな、て思うけどこの2人の世界って考えるとそんなに嫌な気分にならないのは私がおかしいのかなんなのか。
兄弟のビジュアルがかなりツボで似てないのがイイんです。
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これは…
ネタバレ
2023年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ これは賛否両論、好き嫌いの好みかなーーーーーり分かれるダークな内容です!!!私は好きです。闇系最高。離れられない執着最高。本人達が良ければそれで良し!
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兄の因果と弟の業
ネタバレ
2022年4月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 194ページ。
実兄弟BL。ずっと手の先が冷たいような雰囲気でした。絵がきれいで、表情が良い。弟の眼とか、兄の怒ったところとか、ぐわっと掴まれるものがあります。
兄がなかなかの酷さ。生粋のいじめっ子体質と言いましょうか……。この兄の因果が弟に報いている感じが、どうしようもない残酷さを演出しています。それでもこの兄にも良心的なものはあって、それが弟に対する情なんじゃないかと思うのですが、それさえ無ければ弟が兄を好きになる事もなく兄の因果を受け取らずに済んだのではないかと思うし、最後に兄が弟を宣言通りに捨てる選択肢もあったと思うので、なかなか複雑です。弟に対する情という「良心」が、結果的に弟を「人でなし」にしてしまったという皮肉が、作品世界の冷たさを増していて良い。弟にあったのは、美しく生まれたという業と寂しさだけで、それを壊して人でなしの魔性にまでしたのは、間違いなく兄の因果だと思います。
恋情がある感じではなく、幸せとはとても言えない関係性ですが、こういう抜け出せない円環というのは、物語として魅力があります。
ただ、途中で「母親どこ行っちゃったの……?」ってなったので、星マイナスで3よりの4。最初から母親居なくても良かった。
((追記:森野きこりさんの別名義))
弟くんが可愛そうだなぁ…と思いましたよ。
ネタバレ
2022年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★仕事をクビになって実家へ戻ってきた兄・武久×10歳下の弟・理央の兄弟闇物語。

★7年ぶりに会う弟はイケメンに成長していた上、可愛げもなくなっていた。ある日、男と公園に入っていく理央を目撃した武久がその後をつけると…。

★この表紙…闇(病み)好きは惹かれますね。しかも実の兄弟モノですよ…期待高まります。弟はお兄ちゃんが大好きなのですよねぇ。可愛い弟を大きく歪めてしまった兄のおバカさんぶり(クズぶり)が良い(酷い)ですね。ぶっ壊したのは君だっつーのとツッコミつつ、どんなラストになるのかなーとワクワクしましたが…、確かに「う〜ん」でしたね…。闇(病み)好き、兄弟モノ好きには、こういうラストは「もう知ってる」と言いましょうか…少々物足りない感が残りますね。

★描き下ろし含めて194ページ。にいちゃんの情事を覗き見しながら自分で触るシーンなど、背徳感と抑えられない欲情とが伝わってきて、とても印象的でした。面白い作品だと思いますが、子どもの理央が無理やり犯される描写などありますので、ダメな方はご注意を…。

☆おそらく、にいちゃんに弟くんのことは分からないままなのでしょうねぇ。本当に自己中でおバカさん。レビューに感謝です。
歪んでるわー
2022年3月27日
だけどそこがいい。タイトルと表紙で察しできるそのままの作品です。本物の兄弟ものなのでご購入にご参考してください。シリアスだけど案外頭を抱えて読む必要はなかったかな...(イカれ過ぎて)
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兄弟ものなのにテンション上がらず
2022年7月18日
総評3と4の間。
弟くんがそこまでしてお兄ちゃんを想う気持ちがちょっと見えなかった。
けど結果2人は想いあってんのかなーとは思えた部分もあるので結果オーライ?!
好みの兄弟ものではなかったです。残念。
ずっと暗闇トンネルの中…?
ネタバレ
2022年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作者様。
兄弟ものでみるからに病んでそうな表紙に惹かれポチッ。
雰囲気やキャラも好きですが、ラストがう〜ん。。。
もうちょっと欲しかったです。
もちろん萌えキュンはなく、
にいちゃん大好きな弟が狂ってしまった。
もともとそう言うMっけのあるタイプで魔性とも違うけど、皆んなを狂わしていく厄介タイプのような??

にいちゃん!!
初めは良かったのに、(おい、おい、結局そうなっちゃうの?)っと言う展開で、そうなったとしても、
個人的には2人の出口が見たかったなーっと(*´Д`*)

でもきっと出口のない、2人で落ちていく、満ちていく作品なんだと思います。
続編欲しいな〜〜
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作家名: 山本青々
ジャンル: BLマンガ 近親もの(BL)
出版社: KOOI.
雑誌: KOOI.