回想も含めたら小・中・高・大学と長い歩みを描いた作品で、少しずつ関係が変化していくストーリーは良かったんだけど、高校時代の“これからどう進展していくのかな”と期待して見守っていたところまでが自分としてはピークでした。大学で進展したにはしたけど何でそうなったのかよくわからない……というか、全般的に何で静が十を好きになるのかわからなかったです。
そして十の身に降りかかる出来事がかなり重いわりにあっさり消化されてしまうのも、アンバランスに感じて残念です。暗くなりすぎず、前を向いていけるところは好きなんだけど。
あとがきページで、2022年までの作品の攻め受けランキングを書いてくれているのがすごく嬉しいです。ちょうど秋平しろ先生の作品を集めているところだったので、1作読んではランキングを眺めて楽しませていただきました。