ネタバレ・感想ありノットのレビュー

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なかなかに辛い
ネタバレ
2022年4月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みやpixivである程度は予め覚悟はしていたものの、ほろ苦いというよりは、苦い。痛い。ラスト20ページ程まで梅雨時の湿気が纏わりつくような息苦しさが続く。題名が良い意味での静と十との切れない「結び」ではなく、義父と十の酷過ぎる過去と断ち切れない母親への愛情がまいまぜになって解き目が解らなくなったかのようなロープの「固いからみ」の意味のように感じてしまって...辛い。臆病設定は似ている「いちばん遠い星」のような切なくキュンとする起伏を被せてくれる甘さはないけれど、一瞬危うさを予感させた写真家の島岡さんとの出会いやその後の繋がり、静の大学友人との和解もちゃんと差し込み、悪い人をそのままに物語を終わらせないのはさすが。とはいえ義父はどんな言い訳を重ねても許せないままに。ビターですが終始優しいのも確かです。この優しさは秋平先生だからこそ。ファンなのでどうにか☆5にしたいのにどうしても出来ず、ただただ心苦しい。
いい話だけど、共感はできなかった。
2025年2月26日
回想も含めたら小・中・高・大学と長い歩みを描いた作品で、少しずつ関係が変化していくストーリーは良かったんだけど、高校時代の“これからどう進展していくのかな”と期待して見守っていたところまでが自分としてはピークでした。大学で進展したにはしたけど何でそうなったのかよくわからない……というか、全般的に何で静が十を好きになるのかわからなかったです。
そして十の身に降りかかる出来事がかなり重いわりにあっさり消化されてしまうのも、アンバランスに感じて残念です。暗くなりすぎず、前を向いていけるところは好きなんだけど。
あとがきページで、2022年までの作品の攻め受けランキングを書いてくれているのがすごく嬉しいです。ちょうど秋平しろ先生の作品を集めているところだったので、1作読んではランキングを眺めて楽しませていただきました。
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表紙は神
ネタバレ
2024年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙が見惚れるほど美しい。
作者さんの作品、絵、どちらも好きなんですがこちらはちょっとモヤモヤしました。
幼馴染、喧嘩別れした2人が時間を空けて何度も再会し、関係も変化していく流れが丁寧に描かれていました。
素直、陽キャ×クール、秀才わけあり
もう、このモヤモヤは受くんの危なっかしすぎること。
父親に性的虐◯、同級生にイタズラ、いじめられ、とかなりシビアなことされてるのに、読んでて痛みをあまり感じない。攻君もだけど、受け止め方軽すぎ。被害より互いがどう思うかばかり気にする恋愛脳に終始もやもやしました。
絵は綺麗ですごい好みなんですが、どうしてもこの作品はキャラとされてる事実の温度差についてけない。
攻の友人もだし、義父も、さらっと流されててびっくり。
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モヤモヤッと複雑な読後感
ネタバレ
2022年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ しろさん買いですがこれはしんどかったです。
幼馴染モノで、小中高と別離と再会を繰り返し、その度に傷つき拗れ、大学生で三度目の再会を果たす 静×十の話。


今度こそは仲良くなりたい静と、逃げる十の追いかけっこに、
十の背景が透けて見えるとても息苦しさのある展開でした。

家庭にも学校にもずっと居場所が無かった可哀想な十を、
どうにかしたくなる性的魅力が十にはある…という根拠が私には合わず。十ひとりが飲み込むにはあまりにも過酷な少年時代に見えて、静の軽いキャラとラストには心からホッとしたけど、抱える問題はそのままなので、神頼みではなく二人で向き合って欲しいな。

切っても切れないこんがらがった縁の結び目って意味でのノットだったのかな。しろさんの入院休載を知らず大変な長期戦の一冊を読めて感謝です。新作楽しみにしています
一味違う
2022年6月16日
先生の作品が好きです。今までと違ってシリアス要素が強い作品でした。
受けのキャラがあまり好みではなかったので好みの問題かも。
ん~。
ネタバレ
2022年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家推しで楽しみにしていたのですが、もっと深堀した方が読みやすかったかな?あれだけ、避けてたし潔癖症?もあったのに繋がるの早いな!笑て思ってしまった…。
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今までと毛色が違う
2022年6月8日
作者さん買いです。重い内容なのに、なんだか軽い…そんな印象です。作者さんのポップでかわいい話が好きなので残念…私には刺さらなかったです。
よかったけど
2022年6月5日
ストーリーは良かったけど攻の独りよがりというか受も攻のこと好きだから成り立つけど独善的で読んでてしんどいときもあった。
一人暮らしの家に家主に許可なく友達連れて来られて嫌味程度で収めたのに襲われた受不憫すぎる。
偶然出会ったカメラマンさんがいい人でよかった。
本当の意味で受を救ったのはこの人なのでは?
じわり重い
ネタバレ
2022年5月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の描くかわいい子犬系男子が好きなので、今回は少し重かったです。お互いどこがそんなに好きなのか、分かりにくかったかな。この先の、もっと深いふたりになった物語を読んでみたいです。
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秋平先生の新作!
2022年5月1日
秋平先生の作品は全て購入させていただいています!個人的に性的虐○という題材が受け入れがたく星4つですが、これからも作者買いを続けたいです!
作家買いでしたが…
2022年4月26日
丸ごと表題作。本編6話プラス『アフターノット』11P。陽キャの静は親友の十が自分に好意を持っていると知り、クラスメイトの前で『キモい』と言った事から十に虐められた。その後引っ越してまた同じ中学に戻ってきた時には十がいじめられっ子になっていた。あの日のことを謝って仲直りしたいと思いながらも十に避けられ続けしばらく会わなくなりまた再会しを繰り返し…じつは十は父親から性的な行為を受けていたと知り…というお話。この作家さんのちょっとコミカルでライトな作風が好きで作家買いしましたが、今回は今ひとつでした。ひたすら鬱々しているダークなお話も嫌いでは無いのですが、本作は中途半端に軽い描写が入っていてどっちつかずというか、重いテーマで酷い行為が何度も出てくる割に何も解決しないまま受け流してしまっている感じ。読んでいる方はショックだし悔しいのに、当人たちが「まあいいや」で許してしまっているし友達に至ってはまた仲良くなっているのが理解できない。丸く収まり過ぎ。エッチはありますが絵柄が軽いタッチだし、それ以前に無理やり描写があって気持ち悪いので色気とかエロさというのは無かったです。
やっぱり許せん
ネタバレ
2022年4月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読んだ感想は、胸糞悪い!です😩
親父のしたことがやっぱり許せません!逮捕されてしっかり償うべき!お母さん知らないまま笑っているの?
十と静が幸せそうで良かったけど、もっといちゃいちゃ見たかったな。
NotじゃなくてKnotなのね。ささらなかった
2022年4月12日
初読みの作者さんですが、まず絵がいまいち好みではなく受けが色気あるかっこいい設定ですが「そお?」ってなりました。いまいち受けが何を考えてるのか分かりづらく、現在も過去もえらい目にあってるのに淡々としすぎてるし他人事みたいに共感出来ず。ストーリーがありそうで何とも心理描写が抜けてる印象。受けも攻めともに私には情熱や魅力を感じず、でした。タイトルにしている絆な意味合いもあまり感じられず。
今ひとつ...
ネタバレ
2022年4月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。
秋平先生の作品はどれも大好きなのですが、この作品だけはあまり共感できず、満足感や多幸感が今ひとつでした。

まず、十の心情がよくわからない。過去の家庭での体験について丁寧な説明がないため、なぜその様な仕打ちを甘んじて受けていたのか、どのようなきっかけでその様になったのか、事実の説明や心の描写も欲しかった。
また、この体験は十の人格形成に大きな影響を与えたりトラウマもあるはずなのに、静に愛されてあっさりと身体を許し乗り越えてしまう。
静の友達からされた事もあっさり許してしまうし、静本人も自分の好きな人に酷いことをした友達といつの間にか友達に戻っている。

本来はドロドロして黒い部分を、特に読者に納得させる事なく終わった出来事として扱いストーリーを明るく転換していて、説明足らずで読者が置いていかれている気が終始しました。

無理矢理1巻で終わらせず、2巻までかけてじっくりとストーリーに深みを出した方が良かったのではないでしょうか。

登場人物が皆興味を持てる人たちばかりだったので、それだけが残念です。
2人が何故惹かれるか不明
ネタバレ
2024年4月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 十が性的に魅力であることを表現するために後半の鍋パ後の服を脱がそうシーンが入っていたんだと思う。それはいいけど、解決があっさりすぎてそこがモヤモヤ。絵は好み。だけど、なんか刺さらなかった。なんでだろ?主人公2人の関係が薄いからかな?お互いどこで好きになったのかが描かれてない、私はわからなかった。
ストーリーは悪くないが絵の省略が多くて雑
2023年8月25日
基本的には絵の上手い作家さんなんだろうけど、とにかく顔の省略絵が多いです。(※へのへのもへじ的なやつが多用されています。)
その省略絵が可愛ければまだ良いのですが、あまり可愛くもなく多用されているので、シリアス多めのストーリーに没入出来ません。正直星は1寄りですが、ちゃんと描けば画力はありそうだったので星2で。
それをよしとはしたくない思い
ネタバレ
2023年6月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作者様。2人の恋愛部分はまあ良いとして、養父の件は絶対に許せません。私はこういう卑怯な性犯罪者が何も罰を受けることなく終わる作品が好きではありません。評価下げてごめんなさい。
理解できない
ネタバレ
2023年4月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きなしろ先生の作品ですが、理解できない登場人物だらけで……高校生の十がぎゃくたいされている疑いを持っているのに通報しない大人たち、自分をぎゃくたいしていた義理の父親を告発せず母親にも伝えない(のはまぁ心配かけたくない気持ちからかもしれないが、そんな男と結婚生活を続けさせるのは……)、きついことを言われたからと、友達の友達を2人がかりで襲う……いや、帰れよ、嫌なこと言われた時点で……十が他者の加虐心を煽るタイプだという表現の一環で描かれた出来事かもですが、ちょっとむなくそ過ぎて……若干引きました。しろ先生の他作品は何度も読み返していますが、これはもう読まないかも……すみません……先生お身体に気をつけて……次の作品を楽しみにしています
残念でした
2023年3月29日
デビュー作から作者買いしていた作家さんですが…これはなんだかハマらなかった。絵津鼓さんのような今っぽいライトな作風が好きだったのですが、この作品は受けの設定だけがなんだか昔の漫画みたいで(義父からの性的ぎゃく待とか)チグハグしてます。
曖昧なところが妙に現実的で辛い
ネタバレ
2022年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 別離と再会を繰り返す静と十。小学生のときに些細な誤解から離れてしまい、中学、高校と再会を果たすのに開いてしまった距離が縮まることはなく、大学で十の近況を知るまでは十のいない世界で生きてきた静。

何度も何度も離れてしまう二人に心が痛くなり、大人の入り口に立った20歳でやっと縁が繋がって心底ホッとした。

子供のころは自覚のなかった十への気持ちに気付いた静を応援したいのに、十には静に知られたくない秘密があり、それは読者には早い内から匂わされているから十の気持ちを思うと切なさと悔しさと怒りが込み上げてしまう。


母親にとって大事な人だからと十が苦しみを飲み込んでしまったり、静の友人たちを自分も悪かったからと許す展開にモヤモヤが残り、ドラマのような勧善懲悪にしていないところが妙に現実的で本当に辛い。

穏やかで優しい話を描く作者さんだと思っていただけに、この作品は重くて苦しい。もしも続編があるならば静にめちゃくちゃ愛される十が見たい。そして、できることならば奴との縁が切れていてほしい。



最初にレビューを書いたときは離れても引き寄せあってしまう静と十の恋が切なくて☆4にしたけれど、何度か読み返してみて、十が義父からされていたこと、中学や成人式後にされたこと、これらがズンと胸を貫き、ムカつき、読後感は最悪になった。なので、☆は2に変更。
うーん
ネタバレ
2024年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前半はよかったけど、大学生あたりから攻めがバカすぎてダメだった。好かれたい人の家に何勝手に人呼んでんの?非常識過ぎ。友達もクソバカ。成人式後の学ランの件…あれのどこが笑えるの?大嫌いな人種だわ。あの辺から読むのやめようかと思った。
んー。。。評価に騙された
ネタバレ
2023年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 再会ものの設定は好きなんだけどな。
自分はバカだからという攻めの、空気読めないというか、もはや痛い言動がムリでした。いくら約束したからって、成人式の後に、ろくに話したこともないような友達連れて押し掛けてきて、人の家で鍋パって、どういうつもり?受けは潔癖症気味だっていうのに。しかも泊まらせるって。。。
人の家じゃなく自分の家でやれや。

試し読みも良く、シーモア評価は結構、的を射てるから買ったけど後悔しかない。
違った
2023年6月5日
秋平先生の作品が好きでよく読んでいますが、この作品は…。絶対に義父のことは許せませんし、母親に黙っているのも…。十が自分を犠牲にして生きてきて苦しすぎる。おバカだけど嘘のない静とだったら自然に生きられるのかも…。
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作家名: 秋平しろ
ジャンル: BLマンガ
出版社: 大洋図書
雑誌: HertZ&CRAFT / CRAFT