社交界の花として注目を集めていた伯爵令嬢アニエスと、子爵家の五男として生まれた貧乏騎士ベルナールのお話。
タイトルからアニエス視点かと思いきや、ベルナールの視点で話が進んでいきます。
ちょっとしたことでアニエスを誤解していたベルナールが、宰相である父の逮捕により没落してしまったアニエスをメイドとして雇うところから始まります。
正直、ベルナール以外皆誤解だと分かります。
何故そこまで頑なにアニエスを高慢な女性ととらえるのか…騎士として立派にやっているベルナールを見ていると違和感しかありません。
1巻ではとりあえず誤解は解かれたものの、まだまだぎこちない2人というところで終了。
ストーリーが平坦だからなのか、絵が薄いからなのか、どうも印象が薄いまま1冊終了してしまい、読み終わった後とくに何も残りません。
続刊がすぐに気になるか…と言われれば微妙としか言えません。
今後この印象が覆されることを期待したい。