ネタバレ・感想あり羊が一匹夢路はふたり[ペーパー特典付]のレビュー

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細かく構築された世界観を存分に堪能。
ネタバレ
2024年8月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私も常々思ってたんですが、夢の世界と死後の世界は案外近しいのではないかと…。そのマインドの解る方は読んで楽しいと思う。とにかく各キャラの設定が細かくて濃いし、死後の世界のおおらかさに安寧する。特に四方さんの後ろ姿とか明無の左目だとか、最初からずっとついてくる羊の存在が、ろうたけた仙人のように描かれてるシーンには心奪われました。
買って良かった~!!!
2022年10月3日
本屋さんに行ったとき表紙が可愛いな~と思ったのですがその時は買わず…。後日やっぱり欲しい!読んでみたい!と思い紙で購入しました。いや~!買って良かった!まるで絵本のような優しくて柔らかくて少し切なさもあって最後の舟のところはうるうるとしてしまいました。新たな形のBLもはや愛だなぁと思いました。登場人物(人物と言っていいのかな)皆良く子達でほっこりします。エロはありませんがそれでも全然満足!(あっ、もし続編がでたりしてエロがあったらそれはそれで嬉しいですが)素敵な世界観に可愛い絵柄すごく好きでした!次も百坂たまお先生の新刊がでたら絶対買おうと思います!!
夢の先での夢のような話
2025年4月27日
独特の世界観で構成される、優しくて少し切ないストーリー。絵柄もお話にマッチしていて良かった。
文学作品などをもじった各話タイトルも好きです。
次の作品も出たらぜひ読みたいです。
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彼岸と此岸とその境界である夢の世界の物語
ネタバレ
2023年6月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 白沢海音は羊を数えて夢の世界へ行き、そこで数えた羊に囲まれて迷惑そうにする四之淵岬に会うのを楽しみにしています。本来生きている人間には夢の世界を操る力は無いのですが、生まれた時から病気がちで寝たきりのアマネにはその力がありミサキを惹きつけたのでした。夢荒らしの重罪人とミサキに言われて、夢の世界に来ないように頑張るとアマネが言って半年、たくさんの点滴台、りんご、羊がアマネの夢から溢れてきます。何か数えねばならないほど苦しんでいると察知したミサキはアマネを迎えに行きます。夢に現れるミサキは夢を喰う獏ではなく死神だったのです。死後の世界で三途の川のモテモテ渡守•四方十助、四方の花嫁に立候補するリコと出逢い、さらに夢魔や獏を交えて死後の世界の時間はゆっくりと過ぎてゆき、やがてミサキの前世と転生が訪れます。人は死ぬと夢を見ない、生きている時に見る夢は死後の世界に最も近いという世界観が面白く、ミサキとアマネの純愛、四方とリコのほのぼの愛も良きですが、絵とストーリーがごちゃごちゃしていてわかり辛いのが残念です。エロ無しで、茫洋とした水辺の景色、羊、彼岸花などのモチーフにとても雰囲気がありました。
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作家名: 百坂たまお
ジャンル: BLマンガ
出版社: 茜新社
雑誌: EDGE COMIX