ネタバレ・感想あり天幕のジャードゥーガルのレビュー

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巨大な帝国の中に嵐を起こす、2人の女
ネタバレ
2025年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 登場するキャラクターの多くが実在の人物であり、史実に基づくストーリーで、かわいらしい絵柄とは裏腹の非常に重い内容の作品で読み応えがあります。歴史の教科書等でさらりと書かれる「他民族による征服」という言葉の持つ意味を、ヒロイン・ファーティマを通して噛みしめながら読んでいます。多くの国を征服して広大な帝国を築いた騎馬民族…と聞くと、壮大で勇壮なカッコ良さを感じていましたが、「征服」の裏には数多くの非征服民の死があり、生きながらえた者は生き延びる為に屈辱と服従の人生を送らねばならない。「他民族に征服される」とは、そういうことなのですね…。嵐を呼ぶと言われるジャダ石を手に「この帝国をめちゃくちゃにするような 嵐を待っているの」とファーティマに語ったドレゲネ。「二人でなら 嵐も起こせましょう」とドレゲネの手を取るファーティマ。知恵を武器にその「嵐」を少しずつ、着実に起こしつつある2人。今後の展開が非常に楽しみです。
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歴史好きにはたまらない
2025年4月19日
モンゴル帝国史の中でもチンギス汗後の話が中心となります。
可愛いらしい画風がモンゴルの仁義なき戦いと合わさって何とも言えない読後感を醸し出します。
歴史に興味ある方は是非一読してください。
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激レアなモンゴル帝国のお話
ネタバレ
2025年3月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 意外と近いようであまり知らないモンゴル帝国の頃のお話。
実在した悪女、と言っていいものかわかりませんがかの国を大混乱に貶めたというヒロインの物語。
まったく知らない歴史、文化の話がすごい面白いです。
絵柄がかわいいけどけっこう歴史の荒波感はあります。
こういう話を読みやすく描くのってすんごい難しいと思うのですごいなと思います。
ヒロインがどういう風にモンゴルに関わっていくのが引き込まれます。
取材とか大変だろうなと思いますが、よくかみ砕いて料理してるなと感じます。
ハマる。
2025年1月5日
当初、ファティマの行く末が気になって読み始めたのが、今ではすっかりモンゴル帝国史の虜に。。。秋田書店のサイトで毎月1話ずつ無料で読めますが、登場人物が多くなり、歴史の振り返りなどもしたくなってきたので購入する予定です。サイトにあるコラムもおすすめです。
読みやすいことの凄さ
2024年11月18日
壮大な歴史物として劇画タッチで描かれていたら読みにくかったかもしれない。手塚治虫作品のような深さと読みやすさ。
歴史ものだけど絵柄で世界観へスイスイと
ネタバレ
2024年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品は漫画賞も受賞され、美大卒の作者さんです。
可愛らしくスッキリとした絵柄にされています。
チンギス・カンの出てくる時代歴史ものですが、読みやすいです。種族争いや身分も重くなくサラッと読み進められます。最初の方で、お屋敷のおぼっちゃまに「学習」について金属の大きなタライを屋上から落とす家庭で「経験した家庭で“知る”」を教えて貰う…是非、皆様に読んでいただきたいおすすめ作品です
強さと賢さ
ネタバレ
2024年4月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ ”このマンガがすごい!2023“オンナ編1位、マンガ大賞2023ランクインなどでずっと気になっていました。読んでよかったー!愛する人々を失い傷つき絶望の淵に突き落とされるファーティマ。身につけた知性賢さと反骨精神でそこから道を切り開く姿に感動します。可愛らしい絵と練られた深いストーリーのアンバランスさにも引き込まれます!これからがますます楽しみです!
毎日無料で\(^o^)/
ネタバレ
2024年3月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 毎日無料で2巻の中途まで読む事ができます。時代は13世紀モンゴル帝国が版図を拡げる中での「知」を求める少女の成長、活躍?を描く。史実を知らないので、今作で楽しもうと思います。
引き込まれます
2024年1月18日
物語の中に入り込んでしまいます。すごく面白いです。続きが早く読みたいです。絵も素敵でこの作品の世界観を広く表しています。
世界観に圧倒されます!
2023年12月31日
お試し読みがきっかけで購入しました。かわいらしい絵柄から中東を舞台にした日常ほのぼの系?かなと思って読み始めたら女の子が知性を武器に生き延びる歴史もの!時代・世界観に圧倒されて物語の世界に引き込まれます。主人公がどうなるの?!とドキドキしながら読んでいます。
歴史は人の史
2023年12月24日
中1の息子の本。チンギス、オゴタイ、クビライ(フビライ)は有名だけどオゴタイとクビライの間は知らなかった〜残虐非道のモンゴル軍を漫画にってビビってた(オゴタイの戦略にまんまとはまっていた事を後に知る)13世紀初頭のユーラシア、モンゴル目線は新鮮で存外世界史の理解が深まる。学習漫画に近い淡白な画で残酷な出来事も淡々と描かれるが征服する者される者の心情も心を打つ。強者も弱者も諸行無常の世の中、主人公の最弱の存在奴隷少女が知を武器に人生を切り拓く様が希望。今の混沌とした世界情勢の中、必読の漫画に納得。息子よ、学ぶ事の尊さを感じてくれ
🙂凄い話だなあ♨
ネタバレ
2023年10月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 幸福な生活が、戦で終わった。大好きな奥様が殺されて、彼女は一人で敵に向かう。
知を武器にして生きる。❗
なぜ知が必要か
2023年6月18日
世界中で女の子たちが抑圧される歴史があるのは、なぜなんでしょうね。時代や民族によっては女が強いところもあるようだけど、それは俯瞰すればピンポイントの話。
女の子たちにエールをおくる歴史漫画。私たちは歴史に学び、本当の意味で賢くならなくてはならない。
おもしろい!
2023年5月5日
中央アジアの歴史に疎いので予備知識がほとんどない状態で読んでいます。なので先の展開が全然わからず、登場人物たちと一緒にドキドキしながら見守っています。
絵のタッチと世界観の相性も素晴らしくて、どんどん引き込まれていきます。
とても面白い
2023年4月30日
なかなか手に触れることのない年代と地域の歴史もので作者さんの知識量、また作画やストーリー運びなど秀逸で感服しました。刊行は遅めですがウェブ上でも終えるので毎話楽しみに読んでます。
2巻まで読んでようやくあらすじに追い付く
2023年3月5日
単話7話分が単行本1巻に収録されていて、単話まとめて買うより単行本買った方がお得です。
1巻までの段階では、主人公の立ち位置や目指すものがまだ明確になっておらず、2巻終わったところでようやくはっきりしてきます。なので試し読みで面白いと思ったら一気に2巻まとめて読むことをオススメします。
悲劇の主人公が、知を武器に逞しく生きるであろう今後の展開が楽しみです!
おもしろいです
ネタバレ
2023年3月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵も可愛らしく、また歴史の中に生きた人々の様々な視点、奪われたことを許さない主人公の心の揺れがどうなっていくのか気になります。
作画が好みでした!
2022年12月29日
手塚治虫を彷彿とさせる作画で読みやすかったです。歴史ものがお好きな方にオススメです。ストーリーに引き込まれて一気読みしちゃいました。
知を武器に闘う系
ネタバレ
2022年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ そういうの好き。加えて美味しい時代とエリアなのにそれ程詳しくないテーマ…自分には最高です。
モンゴル帝国に蹂躙されたペルシアの元奴隷少女が、怨恨を抱きながらも知識を武器に上手いこと処世していくストーリー。モンゴルを翻弄した魔女だと先に結論が謳われているので、“ファーティマ・ハトゥン” という呪術使いと呼ばれ処刑された史実上の女性がモデルなのかと思いました。そうならラストはハッピーになるか怪しい。
1巻時点ではまだモンゴル文化に馴染もうという触り部分。これからチンギスカン崩御による激動が予想されとても楽しみです。少女ファーティマがどう関わっていくのか?もうちょっと先だが皇位継承争いのとこ早く見たい…が被らないかも。
絵本のような作風なのに内容はしっかり読み応えがあり、方向性は全く違えどもこの感じ。王様ランキングを思い出しました (ほぼ絵柄効果かなぁ)。ただ皆子供に見える点がちょっとだけ辛い。
絵が独特で良い
ネタバレ
2022年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ Twitterから。公式のおすすめでTwitterに出てきていたので見たところ絵柄が(似てるかどうかは別として)手塚○虫っぽくてかわいいので購入。結構重い話なのに、絵柄とテンポの関係でするすると話が進みます。実際にあんなことあったら、立ち止まってなんていられないんだろうなと思いました。中東のある地区にモンゴルが攻めてきて、ひと悶着。日時計とかちょっと難しい話が出てきます。今のところは絵がいいですしテンポも良いので☆5です。
復讐の為、賢く強かに生きる女性
ネタバレ
2022年12月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 歴史を題材にした漫画が好きな人にはオススメです。主人を殺され、モンゴル帝国の捕虜となったイラン人の少女が、復讐のため、帝国の中枢に入り込んでいく話…と書くと、とても重い話に感じますが、かわいらしい絵柄と、無駄を上手に省いたわかりやすいストーリー展開のおかげで、気負わずに読めます。
主人公は実在した女性なので、気になって史実を調べてしまいましたが、調べるんじゃなかった(T_T)
恋愛要素はほとんど無さそう…かな。でも、彼女が勉学に勤しむきっかけとなったムハンマド坊っちゃん、二人が顔を合わせることがもう無いとは、切ないな。
え、すごいひきこまれるんですが
2022年12月14日
想いと知識で紡がれる物語。話の進め方と心情深掘りのバランスがよすぎて、あっという間によめるのに、きちんと主人公たちの感情を感じ取れる。絵柄はかわいい!緻密な模様もたくさんあるけど目が疲れないのは、かわいらしい絵柄のおかげかな?続刊、切にお待ちしてます。
なんだか誰が誰やらわからなくなってきた
2024年10月18日
ハンコ絵ではない個性的な絵で、キャラの見分けは容易なはずなのですが、次から次に登場人物が増えて頭がごちゃごちゃするようになってきました。題材的に群像劇になるのは仕方ないとは思いますが、もう少し主人公中心に話を進めてほしい。
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中央アジア
ネタバレ
2023年8月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ モンゴル帝国の習俗や文化、服装、食生活がカワイイ絵で描かれており、とても好感が持てます。女性から見たモンゴル帝国は斬新
歴史✕女性
2023年4月8日
男性&支配者側の視点から描くものやヨーロッパ題材の歴史漫画に飽き飽きしてる人におすすめ。
安易にファンタジーや恋愛に走らず、しっかり骨太なストーリーになりそうで楽しみです。
モンゴル帝国時代を扱ったシュトヘルや中央アジアの民俗風景をあつかっている乙嫁語りが好きな方は一見の価値あり!
絵は好き嫌いが分かれるかな?と思います。
歴史好きにお勧め
ネタバレ
2022年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先にコラボマンガの『犬幕のジャードゥーガル』を読んで、ソルコクタニ妃が描かれてるらしいので買いました。陳舜臣の『チンギス・ハーンの一族』で好きだった女性なので。
主人公は星という名前だけど、むしろ地を這う者。再会は無しと作中で明言されてるムハンマドに彼女が最初感じていた反発、嫉妬、屈辱、僻み…そういう負の感情をスケールアップさせてソルコクタニ妃に向けてるのか、とも思う。
女性誌に掲載のマンガだが、グチャグチャドロドロの感情のもつれとか無くて、いい意味で昔の学習漫画みたいに俯瞰的。でも、主人公が史実のファーティマ・ハトゥンに当たるなら、グユクの治世初期くらいまでで終わることになるのでもったいない。
指先を染める化粧とか、トルイと兄たちのやり取りとか好き。今のところトルイ家は仲良しさんだが、モンケとかアリクブカとか出てくるのかな。期待。
実在したイラン出身奴隷女性の復讐譚
2022年12月5日
最初の辺りは、あらすじ内容からは意外なくらい奴隷の生まれではあっても優しい主人の元での平和で温かなヒロインの暮らしが描かれます。運命が急転していってからが話の本番なので試し読みの方は絵柄が嫌いでなければぜひ平和な所で話を切らずに読み続けて欲しいです。


舞台になっている1200年代当時のイランの王朝では女性も高い教養を身につけることを大事にしたようです。イランの文明の高さを初めて知りました。
わくわく
ネタバレ
2022年9月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 奴隷の女性が自分を庇って殺された奥様の家宝の本を取り返すべく敵のモンゴル王族に仕えて成りあがっていく話です。
もともと学者一家に仕え教養があったからできる話ですが、男女差別が激しい中東でも女性が勉強することは咎められないのは意外でした。
独特
ネタバレ
2024年5月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵も物語もとても独特で、好き嫌いが分かれると思います。オラクルカードに向いてそうな絵ですね。中東の歴史を元にした物語のようなので、歴史が好きな方は興味深く読めると思います。
ベタ、背景、柄がうるさすぎる
2022年12月18日
内容の前に読むストレスを感じる。それが独特な雰囲気の作品となっているかもしれないが、視線誘導が定まらず私にはどうしても読みづらい。この密度でさらに濃度高いグレーは重い。濃度の幅を広げたり、柄も全面にそのままぺたっとはるのではなく抜きどころが必要と思う。人物とセリフが大事。
絵柄的に手塚治虫などを感じるレトロ可愛さがあるのでグレースケールよりトーンの方が合いそうな気はする。
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