久し振りに読んでみたら、古いなぁと思いつつもツルツルと読めてしまいました。古典として残ってほしい名作です。
今でこそ日本人メジャーリーガーもうようよいますが、この作品が連載開始した当時、日本人にとってメジャーリーグは現実的な舞台ではありませんでした。それを、「メジャー」なんてタイトルをつけ、ひとりの選手の子ども時代からの成長をじっくり描き、タイトルにふさわしい舞台での戦いまでもっていってくれました。現在の週刊連載マンガで、よくこんなことできたなぁと思うのですが、パワーが落ちる気配もなかったです。いち少年マンガファンとして、この作品はひとつの奇跡じゃないかと思っています。