ネタバレ・感想あり一人にしない ~天涯&カヲルシリーズ(4)のレビュー

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前向きで救われます
2010年7月20日
この巻ではカヲル(受)の幼少の際の過去が明かされます。
これまでの巻を読んで色々あってもカヲルがしっかりしていたから何だかんだほのぼのと終わっていました。
しかし、カヲル自身が自分の穢れを思い出して、てんやわんやするのが本巻です。
これまでの巻に深く思い入れて読んでいたために、本巻のカヲルが穢れた感が大変ショックでしたが、
これがあるからこそ、
天涯×カヲルシリーズの深みが増しました。
描写としては最近のBLに比べると淡白な愛の営みですが、
間と風景と2人の息づかいがとてもメランコリックに描かれており、思わず何度も読んでしまいました。
雨降って地固まるの本巻でした。
久しぶりに・・・
ネタバレ
2016年4月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 12~3年前くらいに2巻まで持ってました。続編が出ていると知らず懐かしくなり手に取りましたが、やっぱり名作でした。明治~大正にかけての文藝会をモチーフにされたお話です。ストーリーが分かりやすくそれでいて深さもある。登場人物全てにそれぞれの人格が丁寧に書いてあるところが、作者さんの愛情みたいな物を感じます。モブキャラは一人もいません。完結まで絶対読んで欲しい作品です。
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作家名: 生嶋美弥
ジャンル: BLマンガ
出版社: リブレ
雑誌: ビーボーイ